MacBook Proと比べてみる
新しいMacBook Airは、最も低価格のMacbook Proと概ね同じチップを使っている。しかしProの方がずっと高い。13インチAirの価格は1099ドル(日本では16万4800円)から、15インチは1299ドル(19万8800円)からであり、一方14インチのMacBook Proは1599ドル(24万8800円)からとなる。ProにはAirと一線を画す要素がたくさんある。ProはたとえばミニLEDバックライト付きのずっと明るくダイナミック・リフレッシュレートの高い美しいスクリーンを搭載している。ポートの数も多く接続性にも優れ、スタジオ品質のマイクロホンアレイもある。
つまりProは依然として上位機種であり、冷却ファンの内蔵は、要求の高いタフなアプリを長時間実行できることの証拠だが、新たにアップグレードされたAirは、AirかProかで迷っていた一部のユーザーがAirを選ぶほどのものになっている。
M2搭載のAirと同じく、新モデルのバッテリー持続時間は優秀で、丸1日楽々と使うことができる。アップルは18時間と発表しているが、私はこれは正しい、もしくは控え目な数字なのかもしれないと思っている。
あらゆる人にとって理想的なノートパソコン
M3 ProやM3 Maxといった高度なチップを搭載するMacBook Proの機能とパワーを本当に必要としているのでない限り、新発売されたM3チップ搭載のMacBook Airは、現在購入できる最高のノートパソコンの1つだ。新型はアップルの過去最高のMacBook Airであり、驚くほどの高性能と完璧なデザインを、妥当な金額で提供している。実際、 唯一の悩みは、最新のM3 Airを買うべきか、100ドル(日本では1万6000円)安いM2モデルにしておくべきかの選択かもしれない。ただしM2モデルは13インチのみなので注意。実際のところM2チップは十分高速で、ほとんどのユーザーを余裕で満足させることができる。
100ドル高いM3モデルは、あきらかに高速なチップを搭載しているが、それは長期的に見てマシンの寿命が長いことを意味している。新型M3チップ搭載のMacBook Airは、あらゆる人にとって理想的なノートパソコンだ。
(forbes.com 原文)