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2024.03.08 16:30

M3搭載MacBook Air、すべての人に理想的なノートパソコンの誕生

MacBook Proと比べてみる

新しいMacBook Airは、最も低価格のMacbook Proと概ね同じチップを使っている。しかしProの方がずっと高い。13インチAirの価格は1099ドル(日本では16万4800円)から、15インチは1299ドル(19万8800円)からであり、一方14インチのMacBook Proは1599ドル(24万8800円)からとなる。

ProにはAirと一線を画す要素がたくさんある。ProはたとえばミニLEDバックライト付きのずっと明るくダイナミック・リフレッシュレートの高い美しいスクリーンを搭載している。ポートの数も多く接続性にも優れ、スタジオ品質のマイクロホンアレイもある。

つまりProは依然として上位機種であり、冷却ファンの内蔵は、要求の高いタフなアプリを長時間実行できることの証拠だが、新たにアップグレードされたAirは、AirかProかで迷っていた一部のユーザーがAirを選ぶほどのものになっている。

M2搭載のAirと同じく、新モデルのバッテリー持続時間は優秀で、丸1日楽々と使うことができる。アップルは18時間と発表しているが、私はこれは正しい、もしくは控え目な数字なのかもしれないと思っている。

あらゆる人にとって理想的なノートパソコン

M3 ProやM3 Maxといった高度なチップを搭載するMacBook Proの機能とパワーを本当に必要としているのでない限り、新発売されたM3チップ搭載のMacBook Airは、現在購入できる最高のノートパソコンの1つだ。

新型はアップルの過去最高のMacBook Airであり、驚くほどの高性能と完璧なデザインを、妥当な金額で提供している。実際、 唯一の悩みは、最新のM3 Airを買うべきか、100ドル(日本では1万6000円)安いM2モデルにしておくべきかの選択かもしれない。ただしM2モデルは13インチのみなので注意。実際のところM2チップは十分高速で、ほとんどのユーザーを余裕で満足させることができる。

100ドル高いM3モデルは、あきらかに高速なチップを搭載しているが、それは長期的に見てマシンの寿命が長いことを意味している。新型M3チップ搭載のMacBook Airは、あらゆる人にとって理想的なノートパソコンだ。

バッテリー持続時間も優秀で、丸1日楽々と使うことができる(Apple)

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M3搭載新型MacBook Airの陰に隠れた「お買い得」Mac

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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