新しいMacBook Airは最新のM3プロセッサにアップグレードされている。1年前に登場したモデルと同じように見えるかもしれないが(あるカラーの仕上げを除く)、それは悪いことではない。私は発表されて以来、この新しいノートパソコンを使っている。
指紋がつきづらい「ミッドナイト」カラー
13インチのMacBook Airのデザインは、2022年に新しくなった。また昨年、15インチのAirが初めてラインナップに追加されたこともあり、今回Airにデザイン変更が行なわれなかったのは驚きではない。まったく同じだ。ただし実は1つだけ例外がある。2022年に発売されたミッドナイトカラーモデルの表面が変わった。このカラーは実に美しいが、指紋がつきやすいことを批判されてきた。新しいM3 Airでは指紋がつきにくい処理が施されている。これはMacBook Proのスペースブラックで使われているのと同じ指紋防止コーティングだ。私がレビューしているのはスターライトのモデルだが、ミッドナイトに触れる機会があり、指を押し付けてみた。アップルがいうとおり、指紋はつきにくいがまったくつかないわけではない。
M2搭載のMacBook Airも継続して販売されるが、こちらのミッドナイトの表面は変わっていないので注意してほしい。
指紋防止コーティングを除くと、古いAirと新しいAirを見分ける方法はない。接続端子も同じで左側面にMagSafeと2つのThunderboltがあり、FaceTime HDカメラのための切り欠きや、良くできたキーボードと誘いかけるような大型トラックパッドも同じだ。
確かに新しいデザインも魅力的だが、アップルは最近Airのデザインに磨きをかけており、M1 Airまでのクサビ形エッジを、平らなカバーと直線的なエッジで置き換えた現在のAirは、スリムなMacBook Proのようにも見える。
クサビ形エッジといえば、M1 Airはこのたび発売中止になったため、入手できるのは新品のMacBook Airはすべて新しいデザインのものとなる。個人的に私は今のルックスの方が好きだ。