ヤフーファイナンスのデータによると、エヌビディアの時価総額は23日の米株式市場で約500億ドル(約7兆5000億円)増加し、2兆100億ドル(約302兆3300億円)に達した。時価総額2兆ドル超えは、米国企業ではアップル、マイクロソフトに次ぐ3社目。
エヌビディアの企業価値は、21日の時点では米西海岸のIT大手各社に届かなかったが、今やアマゾンを約1900億ドル(約28兆5700億円)、グーグルの親会社アルファベットを2120億ドル(約31兆8800億円)上回っている。
エヌビディアは22日の市場で時価総額を2750億ドル(約41兆3600億円)以上伸ばし、米株式市場で1日当たり増加額として史上最大を記録。23日には同社株価が過去最高値となる808ドル(約12万1500円)まで値上がりし、年初来67%高となったことで、S&P500とナスダック総合株価指数は史上最高値を更新した。
ウォール街では、エヌビディアがさらなる成長を遂げるとの見方で一致しており、売上高・利益とも年内にほぼ倍増すると予測している。生成AIに不可欠な半導体チップ技術を擁するエヌビディアの主要顧客は、マイクロソフトやアルファベットをはじめとするIT大手だ。
エヌビディアの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のジェンスン・フアンは、株価高騰を受けて富豪の階段を駆け上っており、フォーブスの推計によると純資産はこの4年間で40億ドル(約6000億円)未満から約700億ドル(約10兆5300億円)へと急増した。
(forbes.com 原文)