『FF7リバース』レビュー解禁、『エルデンリング』に迫る高評価

一方、10満点中8点をつけたユーロゲーマーは、一見すると否定的ながらも実際にはそこまで否定的ではない評価を下している。

「この象徴的な名作をリメイクしたいという願望が、太ったチョコボよりも肥大し、不均等で長々とした体験を生んだ一方で、『リバース』はキャラクター描写に焦点を当てることで、その存在意義を示している。ファンはこのリメイク版をプレイすることで、登場人物たちへの思いを深められる。賛否両論が分かれる変更点もあるが、私にとっては、問題点より良い点の方が多い。宇宙や世界の終わりをめぐるドラマがあると同時に、温かさと優しさもある。世界は細部まで描かれ、文化や豪華さにあふれていると同時に、痛みに満ちている。この世界は、これまで以上に救うべきものとなっている」

以下は、新作ゲームの当たり年となった昨年に発売された優良タイトルの数々と、それぞれのメタクリティックのスコアだ。

・バルダーズ・ゲート3(96点)
・ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(96点)
・BIOHAZARD RE:4(93点)
・スーパーマリオブラザーズ ワンダー(92点)
・STREET FIGHTER 6(92点)
・Alan Wake 2(90点)
・Marvel's Spider-Man 2(90点)

これを見ればわかるとおり、『FF7リバース』が現在のスコアを維持できれば、GOTY候補になることは間違いない。昨年ほど熾烈な競争がなければ、なおさらだ。勝敗の行方は、これから発売されるソフトが増えるにつれてはっきりしてくるだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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