『ホグワーツ』が首位も… 違和感残る「2023年最もググられたゲーム10本」

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私は、どうすればグーグルの大名様たちに気に入られて自分の記事のビューを伸ばせるかを考えるのに1日の半分を費やしているが、そんな私が今年取り上げるべきだったゲームのリストが、グーグルにより公表された。それを見ると、私のチョイスはかなり的外れだったようだ。

グーグルは、2023年自社サイトで最も検索されたゲームのランキングを発表した。世界のトップ10は以下の通りだ。

1位 ホグワーツ・レガシー
2位 The Last of Us
3位 Connections
4位 Battlegrounds Mobile India
5位 Starfield
6位 バルダーズ・ゲート3
7位 スイカゲーム
8位 ディアブロIV
9位 Atomic Heart
10位 Sons Of The Forest

ここから何を読み取ればよいのだろう? このランキングは少し奇妙で、説明が必要なものもある。

まず、このランキングは不可解ではあるものの、『ホグワーツ・レガシー』が1位だったことに疑問はない。同作は発売から2週間で販売本数が1200万本に達し、売上高はすぐに10億ドル(約1460億円)を突破したタイトルであり、今年最も売れたゲームになるかもしれない。販売本数は1年で2000万本に達するだろう。多くの傑作ゲームが発売された今年、『ホグワーツ・レガシー』は批評家の間ではさほど注目されなかったが、一般ユーザーの間では大きな成功を収めた。原作者J・K・ローリングをめぐる論争がグーグル検索に影響した面もあるだろうが、それでも1位となったことは納得がいく。

『The Last of Us』については、グーグルの集計方法に疑問がある。『The Last of Us』は今年、新作ゲームがリリースされておらず、シリーズにとって最大の出来事は、ゲームを実写化し大ヒットをしたHBOのドラマだ。ドラマ版は、今年最もググられたテレビ番組だった。グーグルがこれらのランキングでゲームとドラマをどう区別して集計したのかはわからず、検索は大部分がゲームではなくドラマに関するものだと推測できる。

『Connections』は、聞いたことがない人が多いかもしれないが、米紙ニューヨーク・タイムズが運営する日替わりのパズルゲームで、しばらく前に人気を博した『Wordle(ワードル)』に代わって人々の日課になっている。毎日、その日のパズルの答えがグーグルで検索されているのだ。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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