岐阜の高校生がクレジットカードを発行 目指すは地域活性

プレスリリースより

岐阜県立岐阜商業高校の生徒がクレジットカード「GIFUSHO」カードの発行を開始した。地元の店舗や企業と連携して、地域の活性化に役立てようというのが狙いだ。

GIFUSHOカードは、チャレンジャーバンクのNudge(ナッジ)が提供するオリジナルの提携VISAカード発行サービスを利用したものだ。ナッジでは提携先を「クラブ」と呼び、オリジナルデザインや独自の特典を追加できるようにしている。なので厳密には「ナッジカードのGIFUSHOクラブ」ということになる。AIによる柔軟な独自の審査で、18歳以上なら高校生でも申し込み可能。生徒がデザインしたオリジナルカードは発行料が3000円かかるが、入会費と年会費は基本無料となっている。

またGIFUSHOカードは、利用額に応じた特典として、岐阜商の活動の様子を映した動画や生徒からの御礼メッセージなどが用意されている。将来的には、卒業生や保護者の店でQRコードを読み込むとNFTやクーポンがもらえるサービスも計画している。

GIFUSHOは、企業の経営活動を実地に学ぶことを目的に2016年に創設された。代表取締役は生徒の塩谷良久さん。資本金は240万円。岐阜商関連グッズの販売がおもな事業だ。塩谷さんは、販売戦略を立てるうえでのデータ不足が現在の課題だと話している。そこで、GIFUSHOカードの利用データを活用し、事業と金融境域に役立てていく考えだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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