宇宙

2023.12.10

幻想的なオーロラ写真13枚、太陽活動の活発化で世界各地に出現した姿をおさめる

「ISLAND OF AURORA」 – KAT LAWMAN(KAT LAWMAN)

先日、世界各地ですばらしいオーロラが見られ、大いに盛り上がった。

この完璧なタイミングに、旅行写真のブログCapture the Atlasが、第6回Northern Lights Photographer of the Year(オーロラフォトグラファー・オブ・ザ・イヤー)コンテストの受賞作品を公開している。

史上最もドラマチックなオーロラ写真のコンテストともいえるこのイベントでは、世界中で撮影された美しい赤、紫、黄色のオーロラの写真が公開されている。もちろんいつものグリーンのオーロラ写真もある。

磁気活動

すべては太陽の磁気活動によるものであり、2024年に太陽極大期を迎えると予測されている。過去10年間で太陽が最も活発な時期に見られる兆候の1つがドラマチックなオーロラであり、通常よりもずっと低い緯度の地域でも見ることができる。

今年は世界各国から応募があり、ウェールズ、米国、カナダ、ドイツ、イタリア、フィンランド、ノルウェー、アイスランド、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドを含む13カ国から25人の写真家が参加した。

一連の応募作品、中でもここで紹介する写真の数々は、高価な機器を揃え、オーロラを写真に収めることを使命とする写真家たちが撮影したものだ。

長時間露光

写真にうつるオーロラの多くがカラフルで鮮やかだが、肉眼ではかすかにしか見えない。北極圏から南に離れた低緯度地域では特にその傾向があり、通常はカメラを通してしか見ることができない。写真家たちは、時には20秒にもおよぶ長時間露光を行なっており、実際の景色を大きく誇張している。

もし、自分の目でオーロラを見たいのであれば、北緯65度以上の北極圏へ向かうのがベストだ。アラスカ、カナダ北部、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなどへ行けば、より確実に、より明るく強い輝きを見ることができる。

普段、見ることができない場所で撮影された芸術的なオーロラの写真をじっくりと楽しんでほしい。
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翻訳=高橋信夫

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