1位に輝いたのは、インドを中心にアジア5カ国で小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊。2位には、スポットワークのマッチングサービスを展開するタイミーの小川嶺。3位は、脱炭素社会に向けた再エネ発電事業を世界展開する自然電力の磯野謙、川戸健司、長谷川雅也がランクインした。BEST10は次の通り。
起業家ランキング2024 BEST10
1位 慎 泰俊(五常・アンド・カンパニー)
2位 小川 嶺(タイミー)
3位 磯野 謙 / 川戸健司 / 長谷川雅也(自然電力)
4位 長尾 昂(京都フュージョニアリング)
5位 加藤勇志郎(キャディ)
6位 角田 望(LegalOn Technologies)
7位 富岡 仁 / 佐野元紀(Telexistence)
8位 宮城 徹 / 水野智規(UPSIDER)
9位 多田智裕(AIメディカルサービス)
10位 山野智久(アソビュー)
また、TOP20にランクインした起業家は次の通りだ。
日本の起業家 TOP20 (順不同)
佐藤裕之(EV モーターズ・ジャパン)
中村友哉(アクセルスペース)
中尾 豊 / 中川貴史(カケハシ)
加藤直人(クラスター)
福島良典 / 松本勇気(LayerX)
新井元行(Synspective)
福田恵里(SHE)
米良はるか(READYFOR)
岡井大輝(Luup)
石川彩子(ミツモア)
過去のランキングでは、メルカリの山田進太郎(2015〜2017年1位)やラクスルの松本恭攝(2018年1位)などの起業家が選出されている。東証グロース市場で時価総額TOP3(11月23日時点)となっている南壮一郎(Visional)、佐々木大輔(freee)、谷郷元昭(カバー)など、ランキング入賞後に大きく飛躍した起業家も多い。
評価委員会ではスタートアップ業界を代表する投資家・起業家の11名が審査
「日本の起業家ランキング2024」は、評価委員会を開催した2023年10月2日時点で未上場のスタートアップの起業家が審査対象。「グローバルで活躍できるか」「時価総額1000億円を超えられるか」「成功への時間軸を重視した事業の実績・成長性」「経営者・経営チームの成熟度」「社会課題解決に取り組んでいるか」の5点を選定基準に選出した。(なお、過去1位を獲得した起業家およびBEST10に3度選出した起業家は、殿堂入りとして審査対象外とした。また、ランキングの審査を辞退した起業家も対象外)ランキング評価委員会には、以下の12人にご参加いただいた。
ランキング評価委員
仮屋薗聡一(グロービス・キャピタル・パートナーズ)
伊佐山 元(WiL)
百合本安彦(グローバル・ブレイン)
千葉功太郎(千葉道場 / Drone Fund)
三好啓介(ジャフコ グループ)
松本恭攝(ラクスル)
鑓水英樹(JICベンチャー・グロース・インベストメンツ)
小泉文明(メルカリ)
南 壮一郎(Visional)
村田祐介(インキュベイトファンド)
原田文代(日本政策投資銀行)
〈アドバイザー〉
大櫃直人(みずほ銀行)
11月25日発売の「Forbes JAPAN」2024年1月号では、BEST10に選出された10組の起業家たちのインタビュー記事のほか、2024年に飛躍が期待される次世代の日本発スタートアップ100選、VC業界が注目する「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」、Forbes米国版が次なるユニコーン企業25社を選出した「NEXT BILLION-DOLLER STARTUPS」の最新版も掲載。スタートアップ・シーンの今と未来が見えてくる決定版として、内容盛りだくさんでお届けする。