多くのメディアは即座にアデルが化粧品関連の事業を立ち上げると推測したが、米国のニュースサイトThe Messengerは、ファッションやアクセサリー、あるいはホームデザインで起業する可能性も報じている。
アデルがビジネスの商標出願を行ったことは、今後の音楽活動に関する疑問を浮上させている。成功したアーティストの多くは、その名声を他の分野に移行させており、ファッションや化粧品、さらには家庭用品などのカテゴリでの道を模索している。リアーナやカニエ・ウェストのように、本業以外のビジネスで巨額を稼ぎ出す人気アーティストもいる。
今回の情報は、アデルのラスベガスでの定期公演「Weekends With Adele」の年内のスケジュールが終了した直後のタイミングで浮上した。ラスベガス公演は来年1月に再開する予定だ。
グラミー賞の受賞者であるアデルは、アルバムのリリース間隔がかなり長いことで知られており、新曲はすぐには期待できそうにない。最後のフルアルバムは、2021年後半に発売した『30』だった。
商標の出願は必ずしも具体的なビジネスの始動につながるものではないが、ミュージシャンの本業以外の事業への関心を示す指標となる場合が多い。アデルが、過去にそのような計画について語ったことがないことを考慮すると、この動きは非常に興味深い。
(forbes.com 原文)