日本各地の水で検出が相次ぐ 危険物質「PFAS」の現状と対策

海外では規制が検討されている

PFASの環境や人体への影響を考慮して、EUを中心にPFASの規制が検討され始め、用途が制限される可能性が出てきている。欧州では、PFASの放出対策を講じない限り、今後30年間で約440万トンものPFASが環境に放出されてしまうと推定されている。
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日本では2023年5月30日に経団連が環境委員会環境リスク対策部会をオンラインで開催し、PFASの規制案について説明と聴くとともに意見交換をした。現在、PFASのうち、有害性が認められているものに関してはストックホルム条約で製造・輸入がEU・日本とも原則禁止となっている。

EUで検討された規制と同じ規制が日本でも適用されれば、産業界や日常生活に与える影響は甚大であると経団連は予想している。EUではパブリックコメントへの回答を通じ、これから規制案を修正していく予定のようだ。

PFASを体内に入れないために私たちがにできること


私たちがPFASを避けるためにできることは、自治体に検査結果がないか問い合わせたり、浄水器を使ったりすることだ。

活性炭を使った一般的な浄水器を使えば、含まれるPFASを8〜9割除去できるそうだ。
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世界から見て日本のPFAS対策は遅れているので、全国各地の調査・対策が進み、安全な水を国民全員が利用できることを願っている。

【参照】
・TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/740570?display=1
・横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/suido-gesui/suido/faq/yuukifussoQA.html
・綾部市
https://www.city.ayabe.lg.jp/0000004000.html
・NHK
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/483596.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230914/k10014195081000.html
・朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASR9P5F0CR9NPIHB01G.html
・一般社団法人日本経済団体連合会
https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2023/0622_06.html
・三菱総合研究所
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20230619.html
・みずほリサーチ&テクノロジーズ
https://www.mizuho-rt.co.jp/publication/report/2023/pfas2302.html


※この記事は、2023年10月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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