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2023.10.26

今の時代に合った家計管理 実現する4つの方法

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稼ぐ以上に使わない。使い道を記録する。そして、まずは貯金に回す──。これらは、いつの世も変わらない家計管理の3原則だ。

しかし、金融のエキスパートでインフルエンサーのステファニー・オコンネル=ロドリゲスによると、世の中は変化しており、お金のアドバイスも進化する必要がある。従来の予算管理のコツやアドバイスには柔軟性に欠けるものもあり、現代に合わせてアップデートすべきというのだ。そのためのコツを4つ紹介しよう。

1. 変化を恐れない

人が家計をチェックしたり、予算を立てたりしたがらないのは、現実を直視することを恐れているからだ。もっと言えば、自身の経済的な現実を突きつけられたときに、変化を余儀なくされることを恐れている。

「自分のお金の行き先を把握することは、とても力を与えてくれるプロセスだ。知識は力だ」とオコンネル=ロドリゲスは言う。「自分がまずい状況にいると知るだけでも、知らないよりはいい。そこから前進する道筋を立てられるからだ」

2. 支出の分類を見直す

多くの人は、固定費(光熱費やローンなど)と変動費(外食や子どものキャンプなど)という一般的な予算区分に慣れている。しかしオコンネル=ロドリゲスによると、この区分には限界が生じているという。例えばジムの会費は、固定費ではないかもしれないが、それでも優先事項といえる場合があり、必ずしも自由裁量支出と決めつけるべきではない。

代わりに彼女は、優先順位に基づいて、支出を「必須」「優先」「自由裁量」の3つのカテゴリーに分けることを勧める。必須とは、生活や仕事のための支出だ。優先は、ジムの会費のように、自由裁量とみなされるかもしれないが、自身にとって重要なもの。自由裁量は、それ以外のすべて。例えば、朝のラテ、書籍、野球のチケット、旅行代などだ。このように分けることで、支出を削減するにあたり、自分にとって最も重要なものは何か、また、なくても生きていけるものは何かを判断しやすくなる。
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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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