食&酒

2023.04.15

光熱費は削っても酒代は削らない、前向きに酒を楽しむ人が約半数

プレスリリースより

「お酒の飲む人、花ならつぼみ、今日もさけさけ明日もさけ」なんて都々逸もあるぐらいで、陽気な愛飲家ははるか昔から一定の割合でいたようです。ところがこの値上げラッシュの今、飲まなきゃならない理由がこれと言ってなく、むしろ飲まなきゃならないような状況は問題視される酒が、真っ先に節約のやり玉にあげられそうです。愛飲家はさぞ肩身の狭かろう、と思いきや、なかなかどうして、前向きに頑張っていることがわかりました。

「なんでも酒やカクヤス」やお酒の宅配サービスを展開するカクヤスは、カクヤスメールマガジンの登録者を対象に、家計の見直しに関する調査を行いました(サンプル数250)。そこで、物価高に対処する家計の見直しを行うかを尋ねると、「見直そうと思っている」、「すでに見直している」と答えた人が66.8パーセントにのぼりました。家計の節約は、今や避けては通れません。

では、節約するなら何かと聞くと、娯楽費の54.4パーセントを筆頭に、光熱費、食費、服飾品、日用品、通信費、各種保険、節約しない、習い事、その他と続いていますが、この中に「酒代」は見あたりません。

そこで、家飲みの酒代を節約するかと尋ねたところ、なんと、節約しないという人が44.8パーセント。節約するの30.8パーセントを上回りました。2022年に行った調査でも、酒代を節約しない人が節約する人を上回っていましたが、今回、その差は前回よりも大きくなっていました。

酒代を節約するという人に、どう節約するかを尋ねると、飲む頻度を減らす、1回あたりの量を減らす、価格の安いものを買う、セールでまとめ買いをすると答えた人たちが、それぞれ4割から5割あり(複数回答)ました。これを機に酒をやめるという人はわずか5.2パーセントで、愛飲家に「飲まないという選択肢はない」とカクヤスは断言しています。

調査対象はカクヤスのメルマガ会員で、基本的に酒飲みなのですが、どうあっても飲みたいという気持ちがヒシヒチと伝わってきます。何かとストレスが溜まる昨今、お酒は数少ない癒やしのアイテムとして欠かせない存在なのかもしれません。この調査では、家計を節約しながらも酒を楽しむ秘訣も聞いています。安くて健康にいいキノコを使ったおつまみを作る、お酒とシチュエーションによってグラスを選ぶ、ゆっくり味わう、良いお酒と安いお酒をブレンドして新たな味を創出するといった、より楽しむ方向の意見が多く見られました。なかには「しっかり働いてお酒代を稼ぎ、楽しく飲みます」という積極派も。お酒は人生を楽しむためのもの。節約術も楽しく考えるのが酒飲みの矜持ですね。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

ForbesBrandVoice

人気記事