3. 賢い支出カットの仕方
従来のアドバイスでは、「まず自由裁量支出を削れ」と言われる。自由裁量支出は「必要な支出」ではないからだ。こうしたアドバイスは、ある程度理にかなっているが、オコンネル=ロドリゲスは、たとえ「必須」の支出であっても、よく目を向けることを推奨する。たしかに、朝のコーヒーはカットしてもいいが、それで節約できるのは、せいぜい月に30ドル(約4500円)だ。もっと大きな支出を見直せば、大幅な節約につながるかもしれない。例えば、1000ドル(約15万円)の固定費を10%削減すれば、コーヒーのような小さな支出を削るよりも、家計収支に大きな影響を及ぼすことになる。
支出の優先順位に関して、オコンネル=ロドリゲスの個人的な例を挙げると、37歳の彼女はこれまで一人暮らしをしたことがない。現在は結婚しているが、夫と同居する前は、3人のルームメイトと暮らしていた。
「ルームメイトと暮らすことは、私にとって理にかなっていた。3人のルームメイトと暮らしたおかげで、私の支出は劇的に減り、大好きな旅行がもっとできるようになった」とオコンネル=ロドリゲスは述べる。「自分を知り、自分の価値観を受け入れ、他人が正しいと言うことに縛られるのをやめることが大切だ」
4. 予算管理を毎日の習慣に
お金の管理や予算の設定は、一度やれば終わりというものではなく、予算管理は日々の習慣として行うべきだ。また、何事もそうだが、自分の優先順位や収入、生活は年々変化していくので、予算は定期的に見直し、現在のライフスタイルに合わせて更新していく必要がある。(forbes.com 原文)