アート

2023.09.26 16:45

鳥の目、虫の目で読み解く「アートと経済社会の可能性」

7月7日〜9日に開催された国際アートフェア「Tokyo Gendai」の様子。世界から73のギャラリーが集結し、盛況のうちに幕を閉じた


ここで、出展していた284のギャラリー、世界トップクラスの作品だけを集中的に見て、感じて、考えることで、アートの好みだけではなく、自身の思考の方向性やパターン、置かれている環境、意思決定の癖すら浮き彫りなるという体験をしました。アートフェアにおいて作品の検討・購入をするという営みは、経営の意思決定のプロセスと非常に強い関わりがあると感じました。何人かの経営層ともお話ししましたが、彼らの中にも同じ感覚を持たれた方がいるようです。
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この読み解きはとても深いものがあるため、詳細は次回以降にお伝えしますが、こういった具体的な実践や経験と、戦略的な概念思考をうまく統合していくことを、ぜひ皆さまとトライしていきたいと思います。
マーク・ロスコの抽象画(Johannes Simon/Getty Images)

マーク・ロスコの抽象画(Johannes Simon/Getty Images)

バーゼルの街並み(筆者撮影)

バーゼルの街並み(筆者撮影)


次回は、テーマ「1. アート市場全体像とアーティストの活動」の中でも、「グローバルとの比較で考える、日本のアート市場の現状と今後の発展」にフォーカスし、お送りします。

文=岩渕匡敦

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