働き方

2023.09.24 12:30

「最低限の仕事しかしない月曜日」が生産性と時間管理をがらりと変える

Getty Images

1. 短距離走ではなく、より健康的でバランスのとれた在り方を

月曜日は、週末を経て仕事へと戻る日であり、ストレスと不安を抱える日でもある。しかし「最低限の仕事しかしない月曜日」は、スピードをあえて落とし、セルフケアをする時間をとることにつながる。
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発想としては、毎日の朝を急がずゆったりと過ごすことと同じだ。ストレスのかかる仕事をすぐ全力で始めることをせず、ゆっくりと1週間を始めることで、不安も軽減される。

CNBCの記事によれば、メイズは月曜朝の最初の2時間を、1週間に向けた土台づくりに充てているという。

また、メイズはInsiderに対して「月曜朝の最初の2時間は、会議の予定を入れず、ゆっくりとスタートさせる」と語っている。「書類を読んだり、記録をつけたり、家事をこなしたりする。テクノロジー機器には触らないようしているので、メールも確認しない。1日を心地よく始められるようなことをする」
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通常なら、そのあとは3時間ほど、月曜日でも無理せず簡単にできる基本的な作業をするという。

「最低限の仕事しかしない月曜日」の第一の目的は、仕事に没頭する前に、自分の調子を確認することだ。1週間をゆっくり始めることで、自分のエネルギーを、週の最後まで持続させることができる。逆に、いきなりフル回転でスタートすれば、週の半ばで燃え尽きてしまう。

マインドフルネスを実践したり、お風呂にゆっくり浸かったり、朝食をのんびり味わったりなど、何でもかまわない。意識して自分自身をケアすれば、その先の1週間に向けて、前向きな姿勢を整えることができる。

例えば、2022年の研究によると、たとえストレスの多い環境で働いている場合でも、緑豊かな自然のなかを散歩する時間を取り入れるだけで、気分や睡眠の質が驚くほど向上することが明らかになっている。

「最低限の仕事しかしない月曜日」は、マンデー・ブルーを和らげるだけではない。より健康な在り方と、ワークライフバランスの向上にもつながるのだ。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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