国内

2023.09.07 13:00

内閣府が始動、子育て支援プロジェクト「ママもまんなか」とは

登壇した自治体

・新潟県見附市・稲田 亮市長「スマートウェルネス街づくりを推進して参ります」
・新潟県加茂市・藤田明美市長「健幸スタジオの他にも、ヨガや体操教室なども開催します」
・埼玉県所沢市・藤本正人市長「電車の車内で体験した風景です。おばあさまの笑顔から赤ちゃんへ。赤ちゃんの笑顔から車内皆さんの笑顔に繋がりました。このように、幸せの循環を広げていきたいと思います」
・京都府八幡市・堀口文昭市長「待機児童ゼロの八幡市ですが、社会技術を取り入れながら、今回のプロジェクトを進めて参ります」
・北海道東神楽町・山本 進町長「東神楽町は子供が多い町です。保育園と連携しながら、地域でわかりあいたいと思います」
・埼玉県美里町・原田信次町長「産後鬱や児童虐待など、子育てに関する課題に今後も取り組んでいきたいと考えます」
・奈良県田原本町・森 章浩町長「私は、保育園園長の経験を持っておりまして。そういった目線も活かしたいと思います」
・三井不動産・常務執行役員・柏の葉街づくり推進・山下和則部長「このプロジェクトは、日本初ではございますが、世界へ発信出来る取り組みと捉えております。次世代リーダー育成も視野に入れた活動として、サポートしていきたいと思います」

WEBで参加の自治体

・岩手県滝沢市・武田 哲市長「滝沢市は、以前から子供政策を推進しておりまして。今回のプロジェクトの良い面を行政に取り入れていきたいと思います」
・茨城県取手市・中村 修市長「オンラインと対面を両方で実施する『健幸スタジオ』を通して、市の皆様がより多くの選択肢を得られますように」
・兵庫県西脇市・片山象三市長「西脇市は、1歳までの赤ちゃんに市職員が自ら絵本を持参する活動を行なっております」
・福岡県飯塚市・藤江美奈副市長「未来の地域人材となる子供を通して、住みたくなる街、住み続ける街作りに貢献して参りたいと思います」
・千葉県白子町・石井かずよし町長「産官学が一体になる活動で、子育てが喜びに満ちた社会が生まれますように」

最後は、質疑応答タイムへ。会場からは、2つの質疑応答が。第一声は、育児奮闘中のパパから。「ママもまんなか」プロジェクトの「も」についての定義について。「既にママは、真ん中なんじゃないでしょうか?」それに対し、久野教授は、「ここ2年間、足を使って現場を見たら、ママの心身をケアする仕組みが社会になかったのが真実の姿でした。だから、ママだけでなく、子育てに関わる人全ての理解を得られるプログラムを作ったのです」

2つ目の質問は、「今回のプロジェクトは、広めたいのが目的?深めたいのが目的?」という今後の指針について。久野教授は、「向こう3年間は、仕組み作りを深めていきたい。そして後半2年間は、横の展開に広げていきたい。しかしながら、来年から参画したいという自治体も既に手を挙げておられ、臨機応変に考えていきたいと思います」と締め括った。

この後は、公式アンバサダーの関根 勤と関根麻里親子のMCによる、秋山竜次(ロバート)、小林よしひさ(NHK「お母さんといっしょ」のお兄さん、東京都こども未来会議委員)、野々村友紀子(脚本家、タレント)によるトークショーが繰り広げられ、また、アンバサダーらが出演する子育て応援YouTube番組「スマイル健幸カフェ」のスタートも発表された。

(内閣府SIP 公式写真より)

(内閣府SIP 公式写真より)


子育ては、ママにとって人生最大にして最幸の大きな事業。ありそうでなかったこれまでの視点から、官民学を一体化して急速に推進していく子育て支援「ママもまんなかプロジェクト」が浸透していく社会を見守っていきたい。

取材・文=中村麻美

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