このDuolingoによれば、驚くことに、習得したい言語で「ビデオゲームを楽しむ」ことが言語習得に非常にプラスになるという。
では、具体的にはどう役立てればよいのか?──Duloingoに実際に寄せられた学習者からの質問に、Duolingoのクリスティナ・xスコーエン博士、Duolingo ラーニング アンド カリキュラムマネジャー リッチ・フォレスト博士が答えた。以下、Duolingo Blogからの翻訳転載で紹介する。
ゲームを使った語学学習についてお話しする機会をいただき、ありがとうございます。実際に、Duolingoのゲーマーであり、語学学習者でもあるKarl Channell(プリンシパル・プロダクト・デザイナー)とShawn Buessing(シニア・エンジニアリング・マネージャー)にも話を聞いてみました。
語学学習をサポートする目的でビデオゲームを使うことは、単なる道楽とは異なります。CALL(コンピュータ語学学習)やDGBLL(デジタル・ゲーム・ベース語学学習)のように、ゲーマーが(意図的かどうかは別として)これらのツールをどのように学習に使うかに焦点を当てた研究分野があります。
ゲームは語学学習に役立つか?
ゲームは語学学習に役立つか?──もちろん役立ちます。なぜなら、プレイヤーはゲームで成功したいという強い動機があり、協力するためであれ、競争するためであれ、情報収集のためであれ、他のプレイヤーと会話するからです。コミュニケーションすることがとても大事です。プレイヤーは自分の言いたいことを伝えることに集中し、その情報を使って別のこと、たとえばタスクを理解したり、危険を回避したりハンバーガーを注文したりします。またゲームは、現実世界で新しい言語を練習する際に、気後れの原因になる要素を取り除くことが可能な環境です。多くの学習者はゲーム以外の方法より、自分の好奇心や興味に突き動かされて学習を進めることができるため、よりやる気が出ると感じています(詳しくは、ジェーン・マクゴニガル著『Reality is Broken』を参照)。