北米

2023.07.26 12:00

バイデン大統領の愛犬の「噛みつき事件」が多発、10回以上も

バイデン大統領の愛犬 コマンダー(Getty Images)

バイデン大統領の愛犬のコマンダーは、これまで複数の噛みつき事件を大統領官邸とデラウェア州にある大統領の自宅の両方で起こしていることが7月25日、保守派の監査機関が公開した記録で明らかになった。大統領が過去に飼っていた別の犬も、複数の人に噛みつき、友人の家に預けられていた。
 
生後22カ月のジャーマン・シェパード、コマンダーは、昨年10月から今年1月にかけて、大統領警護隊の職員を少なくとも10回噛み、そのうち一回は職員が病院に送られたと非営組織のジュディシャリー・ウォッチが入手した書類に書かれている。
 
一部の事件は、コマンダーがリードを付けずに散歩しているときに発生したもので、ジル・バイデン大統領夫人が、大統領警護隊に突進した犬を制御しきれなかったこともあったとされる。
 
ジュディシャリー・ウォッチは当初、国土安全保障省(DHS)に、この件に関する情報の開示を要求したが、それを拒否されたため、情報公開法(Freedom of Information Act)の訴訟を通じて記録を入手したという。
 
大統領警護隊はこの事件を認識しており、職場の怪我とみなしていたが、彼らは大統領のペットの世話をすることはないと大統領警護隊の広報部長、アンソニー・グリエルミはフォーブスに宛てた声明で述べている。
 
ホワイトハウスは、フォーブスのコメント要請にすぐには返答しなかった。
 
「コマンダーは非常に攻撃的な行動をとっている。職員が襲われたり噛まれたりするのは時間の問題だと思う」と、ジュディシャリー・ウォッチが入手したある職員のEメールには書かれていた。
 
コマンダーは2021年12月に大、統領の弟ジェームズから家族に贈られた。バイデン家には以前、メジャーという名の別のジャーマンシェパードがいたが、複数の噛みつき事件を起こし、デラウェア州に住む大統領の友人の家に預けられたと報じられている。
 
メジャーは2018年に保護施設から引き取られた犬で、ホワイトハウスのスタッフに対して吠えたり、飛びついたり、突進したりと攻撃的な行動をとっていた。バイデン大統領夫妻がホワイトハウスに引っ越したとき、2人はメジャーとチャンプという名の年老いたジャーマンシェパードの両方を連れてきた。メジャーはホワイトハウスで暮らす最初の保護犬だった。
 
forbes.com 原文

編集=上田裕資

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