日本発メタバースで「100兆円経済圏めざす」クラスターが、53億円調達で挑むこと

バーチャルあべのハルカス(c)近鉄不動産 (c)Cluster,Inc.

100兆円経済圏めざし、教育分野に進出

もう一つ、グローバル展開とともに進めていくのが、「教育分野」への取組みです。
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クラスターでは「バーチャル経済圏のインフラの構築」をビジョンとして掲げていますが、一つのマイルストーンとして描いているのが、このclusterというプラットフォームを活用して色んな価値を生み出している人材によって、100兆円規模の経済を作れたらと思っています。

100兆円というのは適当に言っている数字ではありません。

今のインターネット市場は、広告とコマースによって形成されています。世界のEコマース市場が大体500兆円、ネット広告市場が80兆円くらいと言われています。
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Eコマースで言うとAmazon、ネット広告ではGoogleやFacebookといったところが価値を生んでいるのですが、いよいよ「デジタルの価値を作って、それをデジタル上で売る」という新たな価値が育ちつつあります。

例えばYouTubeのスーパーチャットなどもそうだと思いますが、この価値は僕たちクラスターが目指しているクリエイターエコノミーの確立、「⼈類の創造⼒を加速する」というミッションそのものです。

メタバース上でデジタルの価値を作るというと、今は3DCGの製作を想像しますよね。でもそれは黎明期の話であって、今後、AR/VRデバイスもどんどん普及して、3DCGが世の中に溢れてきたら、3DCGコンテンツを活用したサービスで価値を生み出す人もどんどん増えてくる。現実社会と同じように、一次産業、二次産業、三次産業でいうところの三次産業が大きくなっていきます。

そうなってくると、今はまだ数十兆円クラスの市場が、広告やコマースと並ぶインターネット第3の価値として、数百兆円の経済価値を生み出す規模になると予測しています。

その市場を作るのは、今まさに10代とか、10歳に満たない子供たちかもしれません。彼ら彼女らが10年20年後にデジタル上で作ったクリエイティブに、みんなが価値を感じて、企業もそれに価値を感じてお金を出す。

そうしたメタバース市場によって、日本のGDPが600兆、700兆となっていったら、すごく素晴らしい話ですよね。
バーチャルあべのハルカス (c) 近鉄不動産 (c)Cluster,Inc.

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画像=クラスター 構成協力=でんこ 編集=宇藤智子

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