米ハーバード大学の元物理学講師で、タイタニック号まで3キロ余りの水深まで潜った経験のあるマイケル・ギレンは、2000年に自身が乗った潜水艇とタイタンを比較。自身の潜水艇が「真剣な人々によって造られた」のに対し、タイタンは「主に観光用に設計された」と英ニュース専門局GBニュースに語った。
オーシャンゲートは2009年に設立され、沈没船や海底渓谷を間近で眺められる潜水艇観光ツアーを提供してきた。タイタニック号見学ツアーの参加費は、1人当たり25万ドル(約3500万円)。同社は2014年に約50万ドル(約7200万円)、2020年の投資ラウンドで1930万ドル(約28億円)を調達。アクセスが不可能になる前の同社ウェブサイトには、これまで太平洋、大西洋、メキシコ湾で14回以上の探検と200回を超える潜水を実施し、5人乗りの潜水艇3隻を建造したと記されていた。
米ABCニュースによれば、19歳で世界最年少のジェット輸送機パイロットになったラッシュは、YouTube(ユーチューブ)に掲載していた動画で「本当は探検家になりたかった」と語っていたという。この動画は現在削除されている。
(forbes.com 原文)