同社から来日した担当者によると、日本の自動車メーカーとの協業に向けた取り組みも始まっているという。今後の展開に注目したい。
気の合う仲間を探すマッチグサービスやボランティアポータルも
米ロサンゼルス発の「222(トゥー トゥー トゥー)」は、ユーザーが登録したプロフィールから個人の好みをAIアルゴリズムにより解析し、4人1組以上の気の合う仲間同士による「現実世界でのイベントの機会」を演出するマッチングサービス。アプリに登録するユーザーが出会う場となる、飲食店やイベントスペースなどへの送客からも収益を得るビジネスモデルが注目を集めた。222の共同創業者 Danial Hashemi氏
シンガポールに拠点を置くHourvillage(アワービレッジ)は企業のCSR活動を促進することを目的とした社員向けボランティアポータルを運営するスタートアップだ。従業員のボランティア活動に対して、学びやレクリエーションと交換できる「時間」をクレジットとして発行するシステムがユニークだ。同社が運営するプラットフォームはシンガポールで運用が始まっているという。創業者兼CEOのAndy Mankiewicz氏は、シンガポールで下地を確立した後には、東南アジアや日本にも同じサービスを拡大したいと意気込みを語る。
Hourvillageの創業者兼CEOのAndy Mankiewicz氏
この日のイベントには日本の大手企業からも新規事業担当者が多く駆けつけた。メインステージでは2013年に世界で初めて生理用・失禁用吸水ショーツを開発した米Thinxの元COOであるShama Amalean氏による基調講演や、来日したスタートアップによるQ&Aセッションも行われ賑わった。スクラムスタジオでは今後も同じ形式によるオープンイノベーションのためのイベントを定期的に開催する予定だ。
イベントのメインステージでは米国のフェムテックの最新事情にまつわる基調講演も行われた
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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