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2023.05.28 10:30

EV所有者は「より少ない走行距離」に「より多くのコスト」を支払う

しかし、EVがより多くのエネルギーを保持できるようになるには、厳しいコスト負担が必要だ。この調査では、1回の充電あたり26.5マイル(約42.65km)航続距離を伸ばすには、購入者は平均1万ドル(約139万7000円)を支払っていることが判明した。つまり、一般的なガソリンエンジン車の航続距離を達成するには、平均で6万ドル(約839万円)もの追加予算が必要になる。

車種別では、平均的以上の航続距離を持つテスラ4車種がEVの中では最も多くの航続距離を達成しているものの、平均的なガソリン車にはまだおよばないようだ。一方で、最も走行距離が少なかった3年落ちの電気自動車は、皮肉なことに最も楽しく運転できる(もちろん最も高価な)バッテリー駆動モデルのポルシェ・タイカンだ。この車は年間平均でわずか4846マイル(約7800km)しか走行されていない。

iSeeCars.comによると、3年落ちの各EVの年間走行距離の平均は以下のとおりだ。

・テスラ・モデルX:航続距離約549km、年間走行距離約1万6700km
・テスラ・モデルY:航続距離約509km、年間走行距離約1万6400km
・テスラ・モデル3:航続距離約449km、年間走行距離約1万6000km
・テスラ・モデルS:航続距離約609km、年間走行距離約1万5000km
・ヒュンダイ・コナエレクトリック:航続距離約415km、年間走行距離約1万3300km
・シボレー・ボルトEV:航続距離約417km、年間走行距離約1万2500km
・アウディ・e-tronスポーツバック:航続距離約351km、年間走行距離約1万1600km
・ジャガー・i-Pace:航続距離約386km、年間走行距離約1万1100km
・ヒュンダイ・イオニックエレクトリック:航続距離約274km、年間走行距離約1万900km
・キア・ニーロEV:航続距離約385km、年間走行距離約1万670km
・日産・リーフ:航続距離306km、年間走行距離約1万300km
・ポルシェ・タイカン:航続距離364km、年間走行距離約7800km

報告書の全文はこちらから

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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