別の共著者であるカナダ・モントリオール大学トロティエ系外惑星研究所のビョーン・ベネク教授(天文学)によると、LP 791-18 dは自転と公転の周期が等しく、中心星に対して常に同じ面を向けている「潮汐ロック」の状態になっている。
「昼間の面はおそらく、地表が熱すぎて液体の水が存在できない。しかし、惑星全体で起きていると私たちが予想する火山活動の量があれば、大気を維持できる可能性があるため、夜の面に雨を降らせることができるかもしれない」(ベネク)
わずか数カ月前には、金星で火山が発見されたことが発表され、火山活動はそれまで考えられていたより宇宙のはるかに広い範囲で起きていることが示唆された。金星では、火山放出物により極端な温室効果が発生し、平均気温が鉛や亜鉛の融点を超える地獄のような環境を生み出した。一方、地球には1300以上の活火山があり、ナトリウム、カリウム、硫黄などの元素を大気中に放出することによって、気候の制御や土壌の肥沃化に貢献している。
(forbes.com 原文)