2023.05.14

世界をリードする国産スポーツカー おすすめベスト3

トヨタGR86

3:日産Z(フェアレディZ)

2022年にフルモデルチェンジされたZは、欧米では最もお買い得なスポーツカーだ。何よりも400馬力で、4万ドルで買えるところが米国で話題になった。ちなみに日本国内のベースグレードの価格は524万円から。

日産 Z

日産 Z


3.0リッターV6ツインターボを搭載し、6速マニュアルまたは9速オートマチックで後輪を駆動しするので、走りは思う存分に楽しい。

新型Zは、1969年の初代240Zのグリルやヘッドライトのスタイリング、1989年に発売された300ZX風のテールライトを取り入れ、うまい具合に過去と現在のデザインをマリアージュさせているデザインが高く評価された。

400馬力のV6エンジンは、スカイライン400Rから採用されたもので、実は新しいものではない。このエンジンは、どんな状況でも十分すぎるほどのパワーを発揮し、0−100km/hの加速は4.5秒以下。走ってみると、Zはシャープでピンポイントなハンドリングと軽快な加速を誇り、先代よりも全体的に洗練されていることになっている。



6速マニュアルのシフトフィールは素晴らしく、9速オートマチックは衝撃のない素早いシフトチェンジも見事な出来だ。また、タッチスクリーンのインフォテインメントや、デジタルメーター、運転支援機能など、テクノロジー面でもかなり進化を遂げている。新型Zは、コストパフォーマンスとハンドリングに関しては、基本的にトヨタ・スープラなどの競合車を圧倒している。間違いなく一見の価値がある。

加速性バツグンで400psを発揮するZのコストパフォーマンスは、業界最高だと思う。パワーの欲しい人にピッタリだ。でも、僕としては、もしスポーツカーを買うなら、おそらく2.0リッターのロードスターを買うだろう。やはり、一般道で走るには、そのサイズ感、ハンドリングの鋭さ、エンジンのレスポンスと6M/Tのフィールの良さ、そして手頃な価格というコンビネーションは、まだまだ世界一ではないだろうか。

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