2023.05.14 12:00

世界をリードする国産スポーツカー おすすめベスト3

より高価なクーペと比較すると、ロードスターは明白なパフォーマンスよりもシャープなハンドリングと純粋なドライビングの楽しさに重点を置いている。最高の6段M/Tを搭載したロードスターは、強烈なエンゲージメントを提供し、ステアリングは軽くてダイレクトで、満足できるフィードバックを与えてくれる。シートも体を包み込むというよりは、むしろサポートするような感じ。ただキャビンはぴったりしているので、背の高いドライバーは快適に過ごすのに苦労するかもしれない。

2:トヨタGR86(兄弟車のスバルBRZも含む)

2位にランクインするのは、人気のトヨタGR86だ。しかし、GR86の話をする時に、兄弟車のスバルBRZは無視できないので両車を軽く紹介しよう。この2台はトヨタとスバルの共同開発車であるため、外観デザインはほぼ同じだし、共通部品が多いけど、やはり全世界でネームブランドが強いGR86の方が圧倒的に売れているので、今回トヨタ車をメインに触れよう。

GR86(左)とBRZ(右)

GR86(左)とBRZ(右)


まずは、外観デザインは11年前に登場した初代バージョンよりも、エッジが効いたスタイリッシュなボディに生まれ変わっている。米国での反応は特に良好だ。またGR86のパワートレーンだけど、200psのスバル製自然吸気2.0リッター水平対抗エンジンから、235psの2.4リッター・ボクサーにアップグレードされると同時に、6速マニュアルもより操作しやすくなったので、スポーツカーのファンは大喜び。

そのパワーアップのおかげで、0−100km/hの加速は、7.4秒から6.3秒に縮んだ。だから、著しく似ている両車はどちらも同じように加速し、同じようなハンドリングとなる。実際、差別化の兆候は、サスペンションの設定、フロントエンドのデザイン、そしてインテリアのスタイリングにしかない。

スバルBRZ

スバルBRZ


ハンドリングは、BRZはやや硬めのセッティングで、リアエンドが安定しているため、日常的な走行では安心感がある。一方、GR86はよりソフトなセッティングなので、日常的な乗り心地は良いが、リアのトラクションが切れやすく、サーキットでは気楽にドリフトができて走りが楽しくなる。
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