2023.05.13 11:00

旅賢者4人の「リゾート座談会」 夏休みの予定に役立つ世界のリゾート厳選集

壁やドアのないホテル!? 眺望もまた気持ち良さのカギ

[ブアハン、ア・バンヤンツリー・エスケープ]バンヤンツリーの新ブランド「エスケープ」は全16室すべてヴィラタイプのスモールラグジュアリー。ホテルから車で1時間以内の場所で採れた食材のヴィーガンメニューを提供。©Buahan, a Banyan Tree Escape

[ブアハン・ア・バンヤンツリー・エスケープ]バンヤンツリーの新ブランド「エスケープ」は全16室すべてヴィラタイプのスモールラグジュアリー。ホテルから車で1時間以内の場所で採れた食材のヴィーガンメニューを提供。(c)Buahan, a Banyan Tree Escape


伊澤: ノー・ウォール、ノー・ドアスタイルのホテル、バリ島で流行ってますよね。僕のオススメは、去年オープンしたばかりの「ブアハン、ア・バンヤンツリー・エスケープ」。ここ、絶対三浦さんも好きだと思う。ウブドよりさらに北の未開の地にあって、斜面に建っているから眺望も抜群で、視野に入るのはジャングルとライステラスだけ。ジャングルに向かって伸びるインフィニティエッジのプールも、人工物なのに自然との一体感がすごい。
[アンガマ・マラ]テントスイートの客室にはプライベートデッキが備わり、眼下に広がるサバンナを堪能できる。サファリドライブや熱気球、大自然でのピクニックなど、アクティビティも魅力。©ARKADEAR

[アンガマ・マラ]テントスイートの客室にはプライベートデッキが備わり、眼下に広がるサバンナを堪能できる。サファリドライブや熱気球、大自然でのピクニックなど、アクティビティも魅力。(c)ARKADEAR


才津: 眺望でいったらケニアの「アンガマ・マラ」も最高。ホテル名は”空中に吊るされた“という意味のスワヒリ語から来ており、こちらは見渡す限りのサファリ。平原の地平線まで眺めることができて、まさに気持ちいいリゾートでした。丘の下に広がっているのはマサイマラ国立保護区なので遠くにヌーの大群が見えたりもするのも面白い。
[ミスティーク ア ラグジュアリー コレクションホテル サントリーニ]洞窟のような客室は、白壁とウッドが見事に調和。インフィニティプール越しに眺めるエーゲ海は、筆舌に尽くし難い絶景だ。アダルトオンリーでハネムーナーにぴったり。©Mystique, a Luxury Collection Hotel, Santorini

[ミスティーク ア ラグジュアリー コレクションホテル サントリーニ]洞窟のような客室は、白壁とウッドが見事に調和。インフィニティプール越しに眺めるエーゲ海は、筆舌に尽くし難い絶景だ。アダルトオンリーでハネムーナーにぴったり。(c)Mystique, a Luxury Collection Hotel, Santorini


小橋: 去年カンヌの帰りに寄ったギリシャの「ミスティーク ア ラグジュアリーコレクションホテル サントリーニ」も、エーゲ海の眺望が最高だったな。サントリーニ島の先端、イアって町にあるんだけど、ここはとにかく見晴らしが良くて夕日もきれい。高台にあるから海のスケールも感じられて。

サントリーニ島の町の建物は白塗りが多いなか、このホテルはややベージュがかった色合いでそんな雰囲気も素敵。ただ、出張のついでだったから仕方ないとはいえ、ここはひとりで行くところじゃないけど(笑)。

一同: ここにひとりはキツい!!(笑)。
[ヴィラ・トレヴィーレ]もとは映画監督フランコ・ゼフィレッリの別荘で、サロン「サローネ・ビアンカ」のテラスから眺めるポジターノの眺めは圧巻。壁や床など随所に施された陶器の装飾も美しい。©Villa Treville

[ヴィラ・トレヴィーレ]もとは映画監督フランコ・ゼフィレッリの別荘で、サロン「サローネ・ビアンカ」のテラスから眺めるポジターノの眺めは圧巻。壁や床など随所に施された陶器の装飾も美しい。(c)Villa Treville


三浦: イタリアの「ヴィラ・トレヴィーレ」も海の抜け感が気持ちいい。絶景までのアプローチが本当に素晴らしくて、エントランスを進んで、テラスからポジターノの街並みが見えたときの感動はやばい。インスタ映えで有名になったホテルではあるものの、雰囲気は落ち着いているんだよね。ここもひとりで行くところじゃないけど(笑)。

才津: 私もここは大好き。ポジターノの町をより近くで見たかったら、「レ・シレヌーセ」も人気ですよね。あとオーシャンビューもいいけど、レイクビューでも素敵なところはありますよ。ペルーの「ティティラカ」は南米最大の古代湖、ティティラカ湖畔に立つオールインクルーシブリゾート。

ペルー料理って、今世界中で注目されていて、ここのメインレストランでの美食体験も格別。先住民族のウル族の暮らしを覗くなど、エクスカーションも楽しい。
[ティティラカ]標高約3800mの町、プーノの湖畔ホテル。客室は全18室、アンデスの織物をモダンにアレンジしたデザインでセンスの良さを感じる。湖の養殖魚を使ったペルー料理も◎。©Titilaka

[ティティラカ]標高約3800mの町、プーノの湖畔ホテル。客室は全18室、アンデスの織物をモダンにアレンジしたデザインでセンスの良さを感じる。湖の養殖魚を使ったペルー料理も◎。(c)Titilaka

話の尽きない様子のリゾート座談会。次回は砂漠や岩のリゾートが登場!? 乞うご期待。

<後編に続く>

(この記事はOCEANSより転載しています)

編集・文=伊澤慶一

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