Z世代トレンド調査 3位ブルーロック、2位ちいかわ、1位は中毒性高いあのSNS

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Z世代がビジネスの世界で活躍するようになったことにより、昨今、何かと彼らの価値観や考え方が世間の耳目を集めている。「Z世代」とは主に「1990年半ば〜2010年代生まれの世代」のことを指すが、そんなZ世代のトレンドランキング2023年3月版が、LINEより発表された。

同社では、四半期ごとに日本全国の15歳〜24歳の若年層に対して「最近流行っているコト・モノ・ヒト」についての調査を実施。4463人を対象にした今回の調査では、トップ10は次のようになった。

1位は10代、20代を中心に人気のSNS「TikTok」。過去の調査でも継続的に上位にランクインし、2019年9月以降、TOP3入りはこれで7回目の常連だ。同社では「TikTokには多種多様なコンテンツがあり、ショート動画で瞬時にトレンドを知ることができるということもあって、若者の日常には欠かせないサービスになっているようだ」と説明。

次いで2位には、SNS発の人気キャラクター「ちいかわ」が登場。イラストレーターのナガノがTwitterで不定期に描いている漫画作品・キャラクターで、Twitterフォロワー数は210万人超(※1)。TVアニメのYouTube総再生回数は1億回(※2)を突破し、日本キャラクター大賞 2022ではグランプリを受賞するなど、2022年9月のTOP10入りからじわじわと人気を上げてきた。

3位には、週刊少年マガジンで連載中の人気サッカー漫画「ブルーロック」が、前回の25位から急上昇。サッカー日本代表入りを目指す有望な高校生フォワード選手300人がブルーロック(青い監獄)と呼ばれる養成施設に送られ、失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという厳しい条件の下、サッカー界での生き残りをかけて戦う様子を描いている。3月にはコミックス累計発行部数が2400万部を超え、TVシリーズの第2期や劇場版の制作も決定している。


さらに4位には、中国のゲーム会社miHoYoが開発し、ハイクオリティなグラフィックで描かれたオープンワールドのアドベンチャーRPGゲーム「原神(げんしん)」。5位には任天堂のアクション・シューティングゲーム「Splatoonシリーズ」が入り、トップ5にゲームタイトルが続いてランクイン。他にも6位にジャニーズのアイドルグループ「Snow Man」、7位に「なにわ男子」が入った。

※1…2023年4月19日時点 ※2…2023年3月末時点

11位〜30位は次の通り。

ゲーム関連では、11位にセガ×Colorful Paletteによる「プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク」や、3人1組のチームで戦うバトルロイヤルシューティングゲーム「Apex Legends」(14位)が入ったのに加えて、ポケットモンスターシリーズ完全新作9作目の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」(22位)、「ウマ娘」の呼び名でおなじみの育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」(30位)がランクイン。

アニメ関連では12位に、女子高生がバンド活動を通じて成長する様子を描く4コマ漫画で、TVアニメ化もされている「ぼっち・ざ・ろっく!」や、スパイと殺し屋、超能力者が仮初の家族を築くホームコメディで少年ジャンプ+に連載中の「SPY×FAMILY」(19位)、言わずと知れた冒険超大作「ONE PIECE」(25位)が入った。

他にも、調査の実施時期が大会開催前ではあったものの、18位には侍ジャパンの優勝が記憶に新しい「WBC」。21位には、韓国のエンタメ業界を牽引するCJ ENMによるグローバルボーイズオーディション番組「BOYS PLANET」(通称:ボイプラ)が急上昇。26位には、同オーディション番組の練習生でTikTok動画でも人気の「トヨナガタクト」(拓斗)がランクインした。

プレスリリース

文=大柏 真佑実

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