内山:まず個人の観点からするとウェルビーイングに役立つと思っています。「より良く生きていこう」「自分らしく生きていこう」と考えたとき、法律で決められた家族や結婚のあり方以外にも選択肢が広がるはずです。
企業の場合は、ESGを考慮した投資活動や事業活動をしていく中で、難しさを感じやすい「社会を考慮した活動」に役立つはずだと思います。
Famieeに賛同いただき、社内における「家族の定義」を広げることは、社員が働きやすい環境づくりにつながり、社員の人生を豊かにし、社会を変えていくアクションにもなる。最終的には企業の成長として還元されると考えています。
内山幸樹◎一般社団法人Famiee代表理事。2000年にホットリンクを創業し、2013年に東証マザーズ(現・東証グロース)に上場。世界中のSNSデータアクセス権販売と、国内市場向けにSNSデータを活用したマーケティング支援を展開。2018年よりブロックチェーンを活用したLGBT+の課題解決方法として「Famieeプロジェクト」を着想し、2019年8月に一般社団法人 Famieeを設立。Web3の普及を目的とした経営者らの有志団体「Web3․JP」の代表世話人として、2022年8月には、自由民主党が発表した「NFTホワイトペーパー」に追加的提言を行った。さらなる事業機会の模索と最先端のIT技術に触れるため、2020年5月に渡米し、現在もサンフランシスコを拠点に活動中。