今週の夜空で見るべき天体は以下のとおりだ。
3月14日火曜日:下弦の月
下弦の月(満月から欠けて輝面比50%になったとき)は、深夜に昇り昼に沈むため、昼間に月を見るのに絶好のタイミングだ。月の出入りは毎晩約50分ずつ遅くなっていくので、今週は午後の早い時間の西の空に月を見ることができる。3月19日日曜日:月と土星
極細の三日月が土星と並んだところを見るすばらしいチャンスだ。ただし、そのためには少し早起きする必要がある。日の出の約45分前に東南東を見ると、スリムな輝面比7%の月が、土星からわずか3.6度の位置にある。双眼鏡があればずっと楽に見つけられる(ただし、日の出前に片づけること。太陽を見ると非常に危険だ)。プレセペ星団
暗くてあまり目立たないかに座の中にあるプレセペ星団(M44、中国では「積尸気」と呼ばれる)は地球に最も近い散開星団の1つで、双眼鏡ですばらしい景色を見ることができる。プレセペ星団は約580光年の位置にあり、非常に暗い空では肉眼でも見ることができる。しかし、光害のある都市部では双眼鏡を使うのが一番で、およそ60の星々が見える。
上記の日時は北半球中緯度に適用される。位置ごとの正確な情報については、StellariumやThe Sky Liveなどのオンラインプラネタリウムを参照されたい。 住んでいる場所の、惑星の出/惑星の入り、日の出/日の入り、月の出/月の入りの時刻をチェックしておくことをおすすめする。(訳注:気象庁のサイトはこちら)。
(forbes.com 原文)