以下に、自分の仕事時間を最大限に活用するために自問すべき5つのことを紹介しよう。
1. 自分の目標は何か?
まずは、自分の目標を明確する必要がある。そのためには具体性が必要だ。「新しい営業職を見つける」ではなく、「創業間もないフィンテックのスタートアップ企業で、部長級の営業職に就く」というように、具体的に設定しよう。目標が明確になれば、実現までの道のりを描きやすくなる。
2. 目標達成のために何をすべきか?
次に必要なのは、目標達成に向けたロードマップの作成だ。
まず、必要な各要素を書き出そう。例えば特定の職務経験や訓練、協力者との関係構築、技術的なサポート、事務作業などがあるだろう。
転職を検討しているなら、新たなスキルと経験の獲得、履歴書の見直し、LinkedIn(リンクトイン)上のプロフィールの更新、業界関係者との人脈づくりなどがリストに並ぶだろう。
独立を目指すのであれば、理想の顧客リストの作成、独自の製品やサービスを売り込むための営業・マーケティング資料の作成、営業・マーケティング活動を管理するためのCRMの確立などをリストに書き出せるはずだ。
目標がどんなものであれ、キャリアに大きな進展をもたらすような項目をリストアップしよう。
3. 自分が楽しめないこと、時間がかかりすぎること、才能を活用できないことは何か?
次に、作成したリストの各項目を見直し、その中で一番気が進まないものはどれかを特定する。自分が楽しめないことや時間やコストのかかるもの、才能を最大限に活用できないものだったら、その道のプロを雇って任せた方が良い。
例えば、あなたが非常にクリエイティブで先見性のあるビジネスパーソンなら、経理や請求処理、会議のスケジューリングなどの細かい作業は避けたいと思うかもしれない。同様に、数字を愛する金融のエキスパートは、ウェブ用の宣伝文句を書いたりソーシャルメディアへの投稿をするのが苦手かもしれない。
リストに入るほど重要な事項であれば、費用をかけて外注したり、自動化ツールを導入したりする価値がある。