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2023.03.05 09:00

ChatGPT文章術、AIに任せるべき作業

最初の一文の書き出しは難しい(Getty Images)

ChatGPTの爆発的な人気について書かれた膨大な量の文章は、おそらく技術そのものが生み出す量に匹敵するほどの量に達している。その多くは、肯定派と否定派にはっきり分かれている。

とはいえ、この新しい技術には、もっと議論を深めるべき明らかな利点がある。それは創造を手助けするという効果だ。

フィクション、ノンフィクション、ビジネスコミュニケーション、プレゼンテーションそして最も議論の的となる大学のエッセイなど、書くことは創造的なプロセスだ。その際に欠かせないのが、時間をかけた試行錯誤だ。つまり、まず調査や下書きをした上で文章を書き、そして大切な作業としてのリライトを行う作業だ。これらのステップには、他のライターやテクノロジーにライティングプロセスをアウトソーシングすることは含まれていない。

残念ながら、多くのライターは、まず白紙のページを開き、最初の文章を書き始めなければならない。これは、教習を受けないまま燃料のないマニュアル車で運転をするようなものだ。さらに、文章を考えることで、頭の中は単語の選択、文法、句読点が溢れ返り、アイデアが浮かばなくなってしまう。結局、最初の一文が不明瞭になり、その後に続く他の文も不明瞭になっていく。このようなやり方ではなく、まずリサーチ結果を組み立てたラフな第一稿から始めれば、文章の姿が現れることだろう。こうした重要な最初の2ステップにChatGPTが登場し、手助けをしてくれる。

リサーチ作業

どのようなテーマを扱うにしても、その背景となるデータが必要であり、そのためには膨大なリサーチが必要となる。重要な第一歩は、書く前に情報を集めるということだ。ChatGPTは、Google(グーグル)、Bing(ビング)、DuckDuckGo(ダックダックゴー)と並んで、リサーチを支援する強力なツールとなった。
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翻訳=酒匂寛

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