2023.02.05

トヨタに何が起きてる? いきなり大変身の「新型プリウス」が美しい!

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話題のNewプリウスに試乗。美しいデザインとパワーは先代とは別物だ。

アヒルの子が、美しい白鳥に変身した。1997年にデビューした初代トヨタ・プリウス。外観のシルエットがこんなに美しいボディをその当時に出していたら、トヨタのハイブリッドに対する世界の考えは随分と違っていたに違いない。

この新型車こそ、トヨタが一番最初に作るべきだったプリウスだと思う。ルックスに対しても、パワーに対しても、燃費に対しても、これこそ最初に販売するべきだっただろう。

今までの4代のプリウスの外観を見ていくと、「美しい」という表現はどうしても使えなかった。1代めから4代めまでは、空力抵抗に優れていたかもしれないけど、美しいデザインは開発部には無関係だったらしい。つまり、美しさに欠けた今までのプリウスは、“道路を走る単なる電化製品”みたいなものだった。

しかし、ニュー・プリウスは違う。

(グレー)新プリウス (青)4代目プリウス 

(グレー)新プリウス (青)4代目プリウス 



この新型車に対して トヨタは「ひとめ惚れデザイン」という表現を採用しているけど、納得できるデザインなので文句は言えない。実は欧米でも高い評価を得ている。「どうしたの、トヨタ?!格好良いクルマが作れるじゃないか!」という同僚が何人もいる。

「初代が出た26年前から、プリウスに感動や興奮や情熱というものはなかったけど、今回は不思議に格好いいし、情熱を感じる! プリウスは美しい。僕がこんなにプリウスのデザインを褒めるなんて、嘘みたい!」とアメリカの有力ユーチューバー〈ダッグ・デミューロ〉はいう。

僕は先週、新型車に試乗するために、袖ヶ浦フォレスト・レースウエーに行ってきた。第一印象は、「うお、これは美しい! 何で今までこんな美しいクルマが作れかったのかな?」

さて、トヨタはどうして急にプリウスを格好良くしたのか? プリウスの顧客にとっては、格好良いデザインよりも、やはり燃費、信頼性、低価格の方が重要だろう。今まではそうだったけど状況が変わってきた。プリウスは売れなくなってきたからだ。

全世界的に、例えば、2017年と比べてプリウスの販売台数は半分以下に減ってしまった。強力なハイブリッドのライバルが登場したと同時に、航続距離が伸びた電気自動車も増えてきている。
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