リバティ・ウォークがカスタマイズしたフェラーリF40。
海外でも有名なトップ・シークレット社は日産のGT-RやZをゴールドに塗装して、ヴェイルサイドはメルセデス、ロールスロイス、ポルシェを中心にヘビーチューンした車両を展示してた。一方、トラスト、クスコ、レイズ、HKSといったビッグネーム・チューナーは、昨年発売された新型日産Zで何ができるかをアピールした。トヨタGR86に加え、今回チューナーから最も注目を集めたと思われのは、やはりZだった。
トップ・シークレットがチューンドした日産ZとGT-R。
HKSチューンの日産Z。
その他、ランドローバーのディフェンダーやメルセデスAMG G63のようなドレスアップを施したマドロン(スズキ)ジムニーも、海外メディアの笑いを誘っていた。さらに、Zプロトスペックをベースに2000psを叩き出すドラッグのモンスター、「クレッチドラッグRZ34」も注目を集めた。
ドレスアップしたジムニー。
中国の自動車ショーがアジアで人気を博し、10年以上前にその存在意義を失った東京モーターショーが再び力を発揮することはないだろうが、メーカーの関心とカスタマイザーの狂気、そして来場者に興奮を与える東京オートサロンは、今後もますます力強く発展していくことだろう。大手メーカーの保守性とチューナーの色彩や自由な表現が見事にマッチしている。来年は、日産Zがさらに注目され、チューナーたちがボディキットやエンジンの改良を試みて、クールなクーペに仕上げることを期待しよう。
国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
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