ホンダで注目されていたのは、シビック・タイプR-GTというレーシングカーだ。このタイプR-GTは、NSXの後継車種として日本のスーパーGT選手権に参戦するもので、昨年発売されたばかりのシビック・タイプRをベースに、新レースマシンには700馬力を超える全く別のエンジンが搭載される予定になっている。
このタイプR-GTは、エッジの効いた映画「トランスフォーマー」風の先代タイプRではなく、より大人っぽくて格好よくなったタイプRが採用されているのは喜ばしいことだ。
デリカ・ミニEVは、eKクロスEVと同じサイズで、三菱のミニバンであるデリカから名前を取ったものだ。デリカミニEVは、年内に日本で発売される予定だけど、残念ながら欧米には輸出されない。スバルは、レヴォーグの特別仕様車に、さらに新しいカラーリングとインテリアを施したマイナーチェンジ版を公開した。また、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースで5回以上クラス優勝を果たしているWRX STiも公開された。
注目が集まったデリカミニ。
大手メーカーの新車に関心を寄せるふりして、やはり、カスタマイズ・カーしか見たくないという海外プレスもいた。アメリカのYouTuberが、NATS(日本自動車大学校)の学生によるレトロスタイルのクーペ「RX-Cabriolet」を見て、「見たかったのは、こういうものだよ!」と叫んでいたのを聞いて、その気持ちがよく分かった。マツダ・ロードスターのシャシーとパワートレインをベースに、未来の自動車エンジニアとメカニックが、1960年代のアメリカン・マッスルカーを彷彿とさせるラインを持つ、気まぐれなコンセプトカーを作り上げたからだ。
マツダ・ロードスターをベースにしたNATS RX Cabriolet。
さて、オートサロンのハイライトの一つは、間違いなくリバティ・ウォークのブースだった。日本を代表するチューニング・カスタムメーカーである同社の加藤渉代表が、特別に用意されたフェラーリF40のリアアーチをカッターで切って、赤と白のスペシャルチューンを施したマシンを、大勢の観客の前で披露した時の大観衆の反応はものすごかった。その隣のエリアで展示されたリバティ・ウォーク・チューンのコルベットやフェラーリも海外のメディアに大絶賛された。