また、投資格差は投資歴1年未満から現れます。投資を長く続けるほど資産額が増えますが、投資歴20年以上となると、年齢が上がるにつれて投資格差はさらに拡大していきます。
さてこうして見ると、早い時期から投資を始めたほうが絶対にいいように思えますが、投資できるほど家計に余裕がないという人も多いでしょう。そのヒントが、投資する人としない人の固定費の違いにあります。調査では、双方とも水道光熱費に差はないものの、通信費と保険料は投資している人のほうが低いという結果が現れました。All Aboutは、これらを節約して投資に回す「家計管理が資産格差のキモ」だと話しています。
All Aboutではもうひとつ、面白い調査をしています。投資をしている人としてない人がそれぞれ読んでいる記事を分析したところ、投資をしている人は貯蓄や投資などの具体的なお金のテクニックを知ろうとする傾向にあるのに対して、投資をしていない人は金運やモノに興味を向けがちであることがわかりました。つまり、投資をする人はマネーリテラシーを養い、しない人は神頼みということです。その差は歴然。買いもしないで「宝クジ当たらないかなー」などと夢想しているヒマがあったら、投資についてちゃんと勉強して、家計の無駄を見直して、小さな一歩を踏み出しましょうということですね。