ライフスタイル

2022.12.15 17:45

資産を高めるには「若い頃から節約して投資」という調査

リリースベース(松村)

プレスリリースより

投資をしているか否かで世帯の「投資格差」が生じ、年齢を重ねるごとに資産額の差は広がる。総合情報サイト「All About」の読者を対象に行った家計に関するアンケート調査で、早い時期から少額でも投資を始めるべきであることがわかりました。

調査は、多種多様な金融条件を兼ね備えた全国の20歳から74歳までの総計約4800人を対象に実施されました(調査項目ごとに対象者人数が異なる)。そこから見えてきたのは、以下の5つの傾向です。

・同年収でも投資をするしないで資産額に差が生じる
・高年収ほど資産格差が広がる、ファミリー世帯で顕著
・資産額の差は年齢と投資歴に比例して広がる
・資産が多い人は低リスク商品、低い人は高リスクを選ぶ
・投資をしている人は年収に対する固定費が少ない

すべての世帯年収帯で、投資をしている人の金融資産額の平均は、していない人よりも高く、年収800万円台の世帯では差は1633万円、年収1200万円となると2211万円の差です。また、35歳では投資格差、つまり資産額の差は投資比率に関わらず800万円となりますが、55歳以上になると投資比率による差も現れるようになります。さらに、ほとんどの年収帯で投資している人の平均資産額は1000万円を超えるのに対して、しない人たちの平均資産額は700万円止まりでした。



独身者とファミリー世帯とでは、どちらも投資している人のほうが資産額は多くなりますが、収入が増えれば支出も増える傾向にあるファミリー層の場合、投資の有無による投資格差が独身者よりも明確に現れました。




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文 = 金井哲夫

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