12月3日の国際障害者デー(IDPWD)に先立ち、アップルが公式ユーチューブチャンネルに掲載した138秒のビデオ「The Greatest」は、視覚や聴覚、運動機能などに障害を持つ7人の人々が日常生活を送る様子に追っている。
四肢まひの男性は、ボイスでiPhoneに天気を表示するよう指示し、自分の写真を撮影する。その後、舌を出すなどの顔の表情のコマンドを使ってMacで写真を編集し、加工する。
耳が聞こえない母親は、Apple Watchのアラートで赤ちゃんが泣いていることに気づいて抱きあげる。腕のない女性はSiriを使って部屋のブラインドを開け、足を使って驚くほど正確にアイメイクをし、クルマを運転する。
盲目の男性が手にしたiPhoneが壁にかけられた赤いジャケットを認識し、その後、ドアを認識する。2つ目のドアには文字が書かれており、iPhoneはその文字を読み上げる。
ビデオには、ほかにもたくさんのエピソードが収められ、すべてが美しい物語として提示されている。ここで描かれるのは、人々が逆境を乗り越える日々の勝利の物語だ。アップルは、同社のデバイスを使う人々のクリエイティブで、想像力に富み、たくましく生きる姿をビデオに収めている。
さらに、このビデオは私たちが日常的に使う機能がいかに役立つものであるかを再認識させ、一部の人にとっては特別な重要性を持っていることを知らせてくれる。
アップルがFaceTimeを発表したときに公開したビデオも、息をのむように感動的な内容だった。それは、耳が聞こえない二人がビデオ通話を行い、互いに「I love you」のサインを送り合うというものだった。
アップルには、私たちが思いもつかないような方法でテクノロジーを見せるセンスがあり、今回のビデオも見事に心温まる内容になっている。このビデオは下記のリンクから視聴できる。
(forbes.com 原文)