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2022.12.01 15:00

チームのための「パーソナルブランディングプログラム」を構築する方法

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3. 個人とペアの活動を組み合わせる:内省


チームは、ブランドディスカバリーの段階、つまり自分たちの独自の価値を発見する段階を、個人で行うだけでなく、アカウンタビリティパートナーと定期的にセッションを持つことで補完することができる。チームメンバーがアカウンタビリティパートナーと話し合い、ブランドディスカバリーで発見したことを共有することで、学びが深まり、チームメイトとの間に確かなつながりが生まれる。パートナー同士は、それぞれ個人の内省を終えた後に、いつ、どのようにセッションを持つかを決めれば良い。私たちはこのペアセッションを3回実施することを推奨している。パーソナルブランディングの6つの駆動要素のうち2つに焦点を当てた演習を終えた後に、1回セッションを行うといったやり方だ。ペアのパートナー同士は、いつ、どのようにセッションを行うかを自分たちで決める。
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4. パートナーペアに互いにコーチングを行わせる:入力


組織の人たちからフィードバックを得た後、パートナーペアはお互いのフィードバックデータを共有するためにセッションを持つことができる。そして、強力な質問をするなどのコーチング手法を使用して、結果を聞き出しながらお互いを導き、学んだことを使って「内省」を通じて集めたことを検証できる。

5. 1つにまとめる(ライブビデオミーティング)


チーム全員を集め、自己反省とフィードバックから、自分自身とアカウンタビリティパートナーについて学んだことを話し合う。これは強力な絆を深める活動であり、お互いについて、特に興味深くユニークな点について学ぶことで、同僚とより深くつながる機会なのだ。このセッションは、通常のチームミーティングの一部として(あるいはその代わりに)行うことができる。参加者は、自分独自のブランドを自分の行動ややり方にもっと取り入れることで、仕事での成功と幸福度を高めるために自分で考えた3つの行動を取ることを約束する。

さて、チームリーダーであるあなたには、以上のことはどんなメリットがあるのだろうか? 多くのマネージャーが燃え尽き症候群を経験している理由の1つは、仮想/ハイブリッドの仕事の世界が生み出した人間関係の不足を補うために、チームの各メンバーとより定期的に関わる必要があるためだ。真に人間的なトピックについてチームメンバー間のより緊密なつながりを作ることで(データ分析やプロジェクト管理の学習プログラムは別の機会に行おう)、新しい作業環境に生じた空白を埋めることができる。メンバーたちは、自分がチームにもたらすユニークな貢献が評価されていると感じ、毎日職場で発揮する特別な強みに自信を持ち、お互いにより親密で強力な、真のつながりを持つことができるのだ。
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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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