ライフスタイル

2022.11.12 20:00

自分の価値観を見極めることが、キャリアを充実させるカギに


誤解のないように言っておくと、会社が実際に実践している価値観と、ウェブサイトで公開している価値観が、大きく違っているケースがある。つまり、会社が方針として掲げている価値観と、日常業務に取り組んでいるときに感じられる価値観が一致しないということだ。

たとえば、あなたが働く会社は、共同作業を推進し、それに報いる職場だと謳っておきながら、実際には競争と成果を重視しているとしよう。あなたが、人と協力して結びつきながら働くと能力を発揮するタイプであったら、だまされたような気になるかもしれない。

自分の価値観を行動に反映させる


自分の価値観に沿って行動していれば、周囲は、あなたの人柄や大切にしていることを自然と理解してくれる。実際、自らの価値観と完全に一致した行動を常にとっていれば、わざわざ説明しなくても、他の人はそれを察してくれるだろう。

他の人があなたの人柄を説明するときには、あなたの実際の価値観を連想させる表現を使うことがあるかもしれない。たとえば、あなたは楽天的に物事を考えることを重視しているとしよう。そして、周囲から「とてもポジティブな人」だと称されれば、あなたが価値観に沿って行動していることがはっきりしている証拠だ。

パーソナルブランドを推進するうえでは、重視すべき点がほかにもある。

パーソナルブランドの発見をテーマにした次回の記事では、情熱を取り上げたい。情熱とはつまり、自分に元気をくれるもの、喜びや幸せを与えてくれることだ。ひとまずは、自らの価値観を意識し、それに十分に一致した日々を送ることを心がけよう。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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