マネー

2022.10.18 09:00

2010年頃のビットコインは「暗号好きのコアな世界」。初期ビットコイナーに聞く


──なるほど、そのような性格によってビットコインを当時買えたのではないかと。

仕事環境や経験の下地はあったのかもしれませんが、最初のきっかけはビットコインの可能性に気づけたというより、開発パートナーにビットコインの面白さを教えて貰い、マイニングにのめり込んで、気が付いたら夢中にやっていたというのが正直なところです。

当時のビットコインマイナーも狙ってやってるというより、気が付いたら面白さに夢中になっていたという人が一番多いのではないかと思います。

──マイニングはいつ頃まで実施されていたのでしょうか。

2010年後半、テストとしてCPUマイニングをPC1台から始め、5台、8台へと増やし、2011年の初期にはGPUを約30個を買って、2013年〜2014年前半までASIC5台でマイニングをしてました。ビットコインのマイニングは2014年前半までやってました。

2014年以降はビットコインの掘れる量も激減していた為、GPUやASICが転用できる他のマイニング通貨を掘り始めました。他のマイニング通貨を入れると2016年ぐらいまでだらだら続けてました。でも、残念ながらビットコイン以外でのマイニングの利益はほとんどありませんでした。


2013年頃のsugumatu氏のASICマイニング機器1


2013年頃のsugumatu氏のASICマイニング機器2

sugumatu◎2010年よりビットコインのマイニングを行う初期ビットコイナー。ビットコインを教えてもらったインドの開発パートナーから2010年~2011年に約2500BTCを購入、2010年12月から自己マイニング、2014年〜2016年に追加自己購入290BTCと保有。現在もBTCは当時の総所持数の65%は保持しており、残り35%は2013年、2014年頃からアルト(ETH、AR、他)と不動産、株式、現金等に分散投資。初期より仮想通貨領域でさまざま経験を経て、現在は仮想通貨に留まらず不動産など広く投資家として活動。日本最初の仮想通貨SNSサイトを運営。Twitterアカウント

インタビュー・編集=内田 誠也 協力=sugumatu

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