FitBuddは、CEOのサウミヤ・ミタルと、創業者仲間のプラナヴ・チャトゥルヴェディとナマン・シンハルの個人的な体験から生まれた会社だ。「私は出産後、体力を回復させようとしていましたが、パーソナルトレーナーと運動を始めるまで思うような結果が得られませんでした」とミッタルCEOは振り返る。「この経験は、自分を見失わず、責任を持たせてくれる人がいることが、いかに大切かを気づかせてくれました」
この状況が変わっていたのは、彼女のコーチは米国に拠点を置き、ミタル自身はインドに住んでいるということだった。そして、トレーニングはすべてオンラインで行われており、ミッタルと共同創業者たちは、あるとき閃いた。「パーソナルコーチの存在は、結果を出す上で重要です。しかし、ほとんどの人はこのような選択肢を持つ余裕がなく、また単にアクセスすることもできません」と彼女はいう。「私たちは、この問題を解決するお手伝いができないか、コーチに相談し始めたんです」
FitBuddは、そのような会話の集大成だ。世界中にいるヘルスフィットネスコーチは、月々の利用料を支払うことで、このプラットフォームにサインアップすることができる。FitBuddは顧客管理、決済システム、分析、ビデオ通話などの機能を提供し、それによってコーチはビジネスを展開することができる。また、プラットフォーム上で行うパーソナル対面セッションや、ワークアウト指導や栄養プランなどの追加資料をダウンロードできるようにし、コーチは世界中のクライアントに提供することができる。また、クライアントが持っているフィットネス機器と連動し、コーチがクライアントのパフォーマンスをモニターすることも可能だ。
FitBuddのビジョンは、コーチがこれまでよりもはるかに多くのクライアントを引き受け、管理できるようになり、ビジネスとその収益をはるかに迅速に拡大できるようになることだ。その結果、コーチは料金を下げることができ、パーソナルコーチングがより広く普及することになる。ミタルは、このプラットフォームを利用するコーチは、従来のトレーニングの5分の1程度のコストでサービスを提供できるようになると考えている。