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2022.10.17 10:30

サムスンやLGも参戦、ストリーミングプラットフォームの競争が激化

Getty Images


「世界を見渡せば、もっと取り組むべきマーケットがある。同じ収益化エンジンを構築し、データと分析を利用し、収入をさらに増やすことができる。それこそがこの事業の大きな利点だ」とカーチナーは話す。
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Tivoは放送コンテンツを都合のいい日時に視聴できるようにするテレビのタイムシフト装置の元祖で、見たい番組を簡単に予約・録画することができた。その時代はとうに過ぎ去り、Tivoもかなり進化した。Xperiは現在、コネクテッドTVやデバイスのためのTivo OS、160の広告つき無料チャンネルを持つTivo+ストリーミングサービス、オリジナルのTivo放送信号装置とはかなり異なる小型のストリーミングデバイスであるTiVo Stream 4Kドングルを展開している。

カーチナーによると、Tivo+はすでに3000万世帯にサービスを提供している。新しいライセンス契約により、世界中の多くの小さなテレビメーカーのOSとなることで普及をさらに促進する。

「当社のビジネスはRokuにかなり似ており、収益を上げ始めている。本格的なサービスや広告部門などを自社で構築するリソースを持っていない二番手テレビメーカーをターゲットにしながら、テレビOS分野におけるプレイヤーの1社になる」とカーチナーは話した。
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サムスン、LG、Xperiの3社は超大手企業との競争にさらされている。Roku、Google TV(グーグルTV)/Android TV(アンドロイドTV)プラットフォーム、Apple TV(アップルTV)、Amazon Fire TV(アマゾンファイヤーTV)などだ。RokuとAmazon Fireはそれぞれ米国で大きなシェアを占めており、Alphabet(アルファベット)の2つのテレビOSは世界的に市場シェアを大きく伸ばしていると各社は主張している。

テレビOSは何千ものニッチな広告つきネットワークやリニアチャンネル、定額制ビデオ・オン・デマンドの大手、従来の有料バーチャルテレビサービス、VOD販売やレンタル、その他多くのサービスの間で視聴者を効率的に移動させる必要がある複雑なものだ。

「この分野で規模の大きなビジネスを構築するのが難しいのはそのためだ」とカーチナーは指摘する。

プラットフォーム所有へ関心が向いているのは、数百億ドル(数兆円)規模の広告が従来の放送局やケーブルTVからコネクテッドTVにシフトすると予想されているためだ。この動きは新型コロナウイルス感染症のパンデミック以来加速しており、今後しばらくは高い水準で続く見込みだ。

「このような視聴傾向が続くと、何十億ドル(数千億円)という大量の広告がリニアTVから移行すると確信している。サービス、こうしたTVでの広告在庫、アプリ、またはすべての広告在庫があるOSを所有することは、シフトする金を取り込みたい場合に不可欠だ」とカーチナーは話した。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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