米国時間9月15日の記者会見で発表されたこの新しい取り組みの焦点は、財団が非営利団体と呼んでいる6つの「仲介者」が、低所得者やマイノリティーの学生の間での高等教育の成果において根強く残る格差に対処することだ。
今回資金援助を受けることになったのは、以下の6団体だ。
米国州立大学協会(American Association of State Colleges and Universities)
アメリカン・インディアン高等教育コンソーシアム(American Indian Higher Education Consortium)
コンプリート・カレッジ・アメリカ(Complete College America)
エクセレンシア・イン・エデュケーション(Excelencia in Education)
グローイング・インランド・アチーブメント(Growing Inland Achievement)
ユナイテッド・ニグロ・カレッジ・ファンド(United Negro College Fund)
各組織は、より公平な教育成果を上げるために協力する大学を選ぶ。目標は、最終的に250校の参加機関のネットワークを構築することだ。
例えば、米国州立大学協会(AASCU)は「スチューデント・サクセス・インテンシブ(Student Success Intensive)」に参加する19校を選んだ。これらの大学はいくつかの州にまたがり、11のヒスパニック系学生受け入れ大学(HSI)とアジア系米国人およびネイティブアメリカン太平洋諸島民サービス機関(AANAPISI)が含まれている。これらの大学には、合計22万8843人のフルタイムの学生が在籍し、平均42%の学生がペル奨学金の受給資格を持っている。
「AASCUは、ゲイツ財団から資金提供を受けた6団体のうちの1つであることを誇りに思います。このような大きな支援は、AASCUの会員校が、米国の新たな多数派となる州立大学の中等教育後の学生の成功に向けて、今後も全米をリードしていくことを意味します」とAASCUのミルドレド・ガルシア学長は述べた。