経済・社会

2022.09.17 12:30

衝撃! 私たちが「食べている」プラスチックの量


私たちが食べるプラスチックを減らすためにできることは何か。
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明日から実践できる3つのアクションを紹介していく。

ペットボトルを減らそう




プラスチックが口から入る1番の原因は、ペットボトル入りの飲料水とされている。
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アメリカの農務省が推奨する量の水をペットボトル入りの飲料だけで摂取した場合、毎年9万個のマイクロプラスチックを摂取することになる。

水道水でも毎年4000個ほど飲み込んでしまうが、その差を考えるとマイボトルを持ち歩くのは有効な対策であるといえるだろう。

プラスチック包装を避けよう


日本は1人当たりの容器包装プラスチック発生量が世界2位のプラスチック大国であり、多くの食材・食品がプラスチックに包まれた状態で販売されている。

そのため、100%プラスチックフリーを実現するのは難しいが、できる範囲で避けるとよいだろう。

少しずつ量り売りを実施しているお店も増えてきている。

近くにある場合は容器を持参してゼロ・ウェイストな買い物を楽しんでみよう。

こまめに掃除しよう




マイクロプラスチックはほこりの中にも含まれている。

定期的に掃除機をかけて部屋を清潔に保つことで、呼吸で吸い込むマイクロプラスチックを減らすことができるはずだ。

また、発生するプラスチックごみの量を削減するために、できる限り天然素材で作られたプラスチックフリーなものを集めるのもおすすめだ。

実態を踏まえた上で大切なこと


マイクロプラスチックが直接人体にもたらす影響は定かではないが、生態系の観点から考えた時の負の影響はゼロではない。

その点、皆が無関心で小さな問題を放置し続けることで、解決が困難な程に深刻化する可能性は大いにある。

偉大な発明であるプラスチックによる利便性を享受している傍らで生じている、人・動物・地球への負の影響の実態を理解し、紹介した3つのアクションを含めた具体的な行動を心がけることが大切である。

【参考文献】
・Human Consumption of Microplastics
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.est.9b01517
・AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3229671
・NATIONAL GEOGRAPHIC
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/060700338/


※この記事は、2022年5月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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