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2022.09.09

いくつ知ってる? 身近なプラスチック8選

地球温暖化や海洋プラスチック問題が深刻化し、人々の関心が高まったことで、脱プラスチックの動きが強まっている。

世界中でプラスチックの規制が進んでおり、日本では2020年からレジ袋が有料化されたため、個人でもプラスチックフリーな生活を実践する人が増えてきた。

そこで今回は、見落としがちな日常生活に潜むプラスチックを8つ紹介する。

ぜひこの記事を参考に、プラスチック削減に取り組んでみてほしい。

01. チューインガム




ほとんどのチューインガムはポリ酢酸ビニルという無色透明のプラスチックから作られている。

そのため、道端に捨てられたチューインガムは分解するまでに長い時間を要するのだ。

しかし、最初のチューインガムはサポディラという20mほどの巨木の樹液を採集して煮込んだものであり、天然素材だけで作られたチューインガムは今でも販売されている。

ガムが好きな人は試してみてはいかがだろうか。

02. たばこ




ビーチクリーンをしたことがある方はご存じかもしれないが、たばこにもプラスチックが使われている。

世界中で毎年6兆本ものたばこが製造され、そのほとんどがプラスチックのフィルターを使用しているのだ。

2050年の海は魚よりもプラスチックごみが多くなるといわれ、世界各国がレジ袋の有料化やプラスチックストローの廃止で対策を急ぐ中、たばこは規制をすり抜けている。

03. 化粧品


化粧下地や口紅、アイシャドウといったメイクアップアイテムにはマイクロプラスチックが含まれている可能性がある。

マイクロプラスチックには滑り効果があり、化粧下地の伸びを良くするために使用されることがあるのだ。

マイクロプラスチックは光に当たるとキラキラするため、口紅のつやを出すために使用されたり、アイシャドウやマスカラのラメとして用いられることも多い。

04. 香料入り洗濯用洗剤・柔軟剤




芳香剤入りの洗濯用洗剤・柔軟剤には、香りの成分を閉じ込めておく小さなプラスチック製のカプセル、マイクロカプセルが配合されているかもしれない。

衣服に付着したマイクロカプセルがゆっくりとはじけていくことで、香りが持続する仕組みだ。

英国の平均的な家庭では、1週間の洗濯サイクルにおいて5500万個のマイクロカプセルが放出されているそう。
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文=エシカルな暮らし編集部

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