大統領夫人は13日に放映されたNBCの「トゥデイ」のインタビューで、2024年の大統領選への出馬の可能性を2人が話し合うには「少し忙しすぎた」と述べたが、今後は「話し合いをするはずだ」と発言した。
ファーストレディの彼女が、バイデン大統領の出馬がまだ確定していないことを公に認めたのは、これが初めてだ。大統領夫人は、選挙活動が骨の折れる仕事であることを認めつつ、夫が大統領として選挙公約を「忠実に守っている」ことに満足していると述べ、「今後もそれを続けていくのみだ」と発言した。
バイデン大統領は昨年、78歳の誕生日を迎えた61日後に就任し、歴代最高齢の米国大統領となった。大統領とホワイトハウスは、2024年の選挙に出馬する予定だと繰り返し述べているが、その年齢と低い支持率が憶測を呼び、民主党内部からも次期大統領選を見送るよう求める声が出ている。
ここ数カ月の世論調査では、民主党の有権者の多くがバイデン氏の再出馬を望んでいないことが示されている。バイデン大統領が2024年に再出馬しない場合は、カマラ・ハリス副大統領が有力候補に浮上するが、副大統領は11日に現在の職務を「とても誇りに思う」と述べ、2024年の大統領選にバイデン大統領と一緒に出馬するつもりだと発言した。
ブルームバーグは先月、バイデン大統領が11月の中間選挙後に再出馬宣言をすることを暫定的に計画中だと報じていた。関係筋は、インフレ抑制法の成立やガソリン価格の下落などが、大統領の支持率向上につながっているとブルームバーグの取材に述べていた。
(forbes.com 原文)