過去1年以内に大麻を使用したと回答した若年成人の割合は、2016年には34%だったが、今回の調査で43%に上昇し、NIHがこの調査を開始した1988年以降で最高を記録した。
大麻を毎月使用する若年成人の割合は2021年には29%に達し、2016年の21%から8ポイント上昇した。さらに、毎日使用すると答えた若年成人の割合は10人に1人以上(11%)に上昇し、10年前の約2倍になったとNIHは述べている。
さらに、LSDやメスカリン、ペヨーテ、マッシュルーム、PCP、エクスタシーなどの幻覚剤についても、若年成人の8%が過去1年以内に使用したと答え、2011年の3.5%の2倍以上に伸びた。
また、高い頻度の飲酒(連日10杯以上の飲酒を2週間続ける行為)を行う若年成人の割合も、2005年の11%から2021年には13%に上昇し、過去最高を記録した。
NIHによると、ニコチンのベーピーングと一気飲み(一度に5杯以上と定義)の割合は、パンデミックの初年度の2020年にはそれぞれ横ばいと減少だったが、昨年は増加していた。
今回の調査は、2021年4月から2021年10月にかけて、18歳から30歳の4909名を対象にオンラインで実施された。米国では現在、19の州で娯楽用大麻の使用が合法化され、数十の州で少量の大麻の所持が非犯罪化されている。連邦政府レベルで大麻はまだ違法だが、大麻を全面的に合法化することを支持するアメリカ人は増えている。
(forbes.com 原文)