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2022.08.16 17:00

9万円で4年間、北欧の国でワーケーション?「デジタルノマドビザ」の実情

Getty Images


デジタルノマドビザを発給している国


意外なことに、日本は2022年7月現在デジタルノマドビザを導入していない。現在デジタルノマドビザを発給している国は30カ国を超える。
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アイスランド/アメリカ/アラブ首長国連邦/アンギラ/アンティグア&バーブーダ/イタリア*/エストニア/カーボベルデ/北マケドニア/キュラソー/ギリシャ/クロアチア/ケイマン/コスタリカ/ジョージア/スヴァールバル/スペイン/スリランカ/セーシェル/タイ/台湾/チェコ/ドイツ/ドバイ/ドミニカ/ノルウェー/バハマ/バミューダ/バルバドス/ベリーズ/ポルトガル/マルタ/メキシコ/モーリシャス/モントセラト/ルーマニア(五十音順/2022年7月現在)



既に滞在している場合、途中で発給を申請することも可能だ。滞在している、あるいは滞在予定の国が現在デジタルノマドビザを発給可能か必ず調べよう。
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*イタリアは現在法整備を進行中。早ければ年内にも発給が開始されると予想されている。

おすすめ5カ国を解説


非常に多くの国がデジタルノマドビザを発給しているが、滞在先としてはどこが良いのか判断しかねるという人も多い。

ここでは「申請方法・条件・手数料・有効期間」の4項目からおすすめと言える5カ国のデジタルノマドビザについてそれぞれ解説する。

1.ドイツ

滞在期間:36カ月
手数料:100USD
所得税の負担:あり
保険加入証明:必要

1つ目のおすすめはドイツだ。デジタルノマドビザでの滞在可能期間は36カ月と長いが、その割に手数料が安いのがおすすめできる理由である。3年間滞在できるとなると、プラス2年滞在すれば永住権を申請できるためEU圏での永住を考えている人にも有難い話だ。

またドイツはシェンゲン協定加盟国なので、同じく加盟国間で移動できるのも魅力といえるだろう。ただし英語ではなくドイツ語が必須であるため事前にある程度語学力を身につけておかねばならない。所得証明については明確な数字ではなく「十分に生活ができる程度」としている。

2.ノルウェー

滞在期間:48カ月
手数料:630USD
所得税の負担:なし
保険加入証明:必要

2つ目はノルウェー。美しい自然の広がる国でありながら不便もなく生活できるため旅行先や永住先としても人気の高い国だ。デジタルノマドビザについてもドイツを上回る48カ月という滞在可能期間が非常に魅力的である。1度デジタルノマドビザを取得すれば最大4年間まで滞在可能だ。

ノルウェーのデジタルノマドビザを発給する場合は最低でも、年収3万5719ユーロ相当を証明する必要がある。
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文=アステル 編集=石井節子

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