それ以外の人たちは、追加接種を受けていれば“比較的”安心して、「次世代ワクチン」を待っていることができるだろう。
その新しいタイプのワクチンについて注目すべきことは、今後出現する変異株がどのようなものでも、それらに対してより長く、強い防御効果を提供するものになると期待されていることだ。
5. 行動の安全性とリスクをどう考えるべきか?
米国では行動を規制されることにうんざりしている人が増え、より多くの人がより大きなリスクを許容するようになっている。そのため、ウイルスへの暴露を避けることも難しくなっている。
これについても最適と考えられる答えは、その人の感染リスクが高いかそうでないかによって、変わってくるだろう。そのため回答は、次のようになる。
・ハイリスクの人
免疫機能が低下している、複数の慢性疾患がある、高齢である、という人たちにとって、新型コロナウイルスは引き続き、大きな脅威となる。
入院や死亡のリスクを避けるためには、2度目の追加接種の対象になったらすぐにも、接種を受けるべきだろう。外出時にはマスクを着用し、人混みを避けることだ。
・その他の人たち
これが正しい、というひとつの答えはない。だが、最良のアドバイスといえるのは、自分にとって許容できるリスクの程度に合わせて、最適と考えられる行動を日々、自ら判断することだ。
自分のリスク耐性は低いというなら、マスクを着用し、人混みを避け、対象者になったらすぐにも、追加接種を受けるべきだろう。