マネー

2022.07.05

【7月第1週資金調達まとめ】「シェア買い」ショッピングアプリのカウシェが22億円調達


ROUTE06


調達額:15億円
調達先:ALL STAR SAAS FUND(リード)/ SMBCベンチャーキャピタル / みずほキャピタル / ジェネシア・ベンチャーズ / ジャフコグループ / デライト・ベンチャーズ / 三菱UFJキャピタル
備考:シリーズAラウンド

エンタープライズ向けビジネスAPIプラットフォーム「Plain」などを展開するスタートアップ。

「Plain」は、あらゆる商取引のデジタル・トランスフォーメーションを実現するためのビジネスAPIプラットフォーム。

B2C及びB2Bにかかわらず、オンライン・マーケットプレイスをはじめとした様々なデジタル事業の垂直立ち上げ及び継続的なサービス改善に貢献する。

デジタルプロダクト開発の体制が十分に整っていない伝統的な大手企業でも、「Plain」を活用することによってシステム開発期間が大幅に短縮されるとともに、社内外の開発パートナーとのアジャイル開発や日々の業務オペレーションを円滑に行うことができるようになる。

バックエンドシステムは大手企業の求めるセキュリティ水準に対応しており、各種レポートティングやモニタリング機能を充実させることで、顧客企業が安心してユーザー体験の向上や業務改善に注力できる環境を構築する。

2022年6月30日には、シリーズAラウンドにてALL STAR SAAS FUNDをリード投資家として、ジャフコ グループ、デライト・ベンチャーズ、ジェネシア・ベンチャーズなどの計7社を引受先とする総額15億円の資金調達を実施。

調達資金は、「Plain」の開発推進、リモートファーストな体制の構築や人材育成に投資する。また、情報セキュリティや内部統制などの社内インフラの拡充及び業務効率化にも注力する方針だ。

メトセラ


調達額:14億2000万円
調達先:サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合(リード)/ CYBERDYNE / Sony Innovation Fund / レアゾン・ホールディングス / 日本ライフライン
備考:シリーズCラウンド

線維芽細胞を用いた心臓疾患の治療方法の研究・開発を手掛けるスタートアップ。

同社は主要スキームである「MTC001」などを通じ、機能的な心組織の作製や、心不全の治療に特に適した効果を持つ細胞「線維芽細胞群(VCF)」を活用することで、患者本人の細胞を用いた新しい再生医療製品などの提供を目指す。

心不全は根本的な治療法が存在しない一方で、高齢化を背景に患者数は増え続けており、新たな治療手段を安価で提供するとともに、医療経済や社会保障負担の軽減にも寄与していくことを目指す。

2022年6月には、CYBERDYNE、CEJキャピタルをリード投資家とし、日本ライフライン、ソニーグループ、レアゾン・ホールディングスを引受先とした資金調達を実施した。

調達金額は14億2000万円であり、本資金調達により、自家再生医療等製品のグローバル・エコシステム構築に向け、事業投資を拡大していく方針だ。
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文=STARTUP DB

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